和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

みなべ町長選は激戦必至 連休明けの24日に告示、和歌山

24日に告示を迎えるみなべ町長選・町議選のポスター掲示板(和歌山県みなべ町谷口で)
24日に告示を迎えるみなべ町長選・町議選のポスター掲示板(和歌山県みなべ町谷口で)
山本秀平氏
山本秀平氏
早川正志氏
早川正志氏
 小谷芳正町長の死去に伴うみ和歌山県なべ町長選と、任期満了に伴う町議選が24日に告示される。町村合併以来20年ぶりとなる町長選には、19日時点で、元町議で農園代表の山本秀平氏(32)=晩稲=と、会社役員の早川正志氏(72)=東吉田=の新顔2氏が立候補の意見を表明しており、一騎打ちの激戦となりそうだ。


 山本陣営は、各地域を回り政策を伝えるなど、後援会活動を本格化。能登半島地震を教訓にした防災計画の見直しや、地区の実情に合わせた災害への備えを訴えている。梅など基幹産業の安定化、ふるさと納税を活用した魅力の発信、観光客の誘客と関係人口の創出を強調。医療体制の維持や子育て支援にも取り組み「子や孫世代が住みたいと思えるまちづくりを実現したい」と力を込める。

 早川陣営は後援会活動として、地元の支援者とともに町内をくまなく回り、政策を伝えている。防災面では、特に沿岸部の安全な避難経路が確保されていないこと、山間部では土砂崩れなどで孤立化の恐れがあるとして、舗装路の整備や経路の確保などを訴える。また、仕事しながら子育てができる環境づくりや、第一次産業の振興を進め「皆が安心安全で健康に暮らせる町にしたい」と意気込む。

■町議選は1人超か

 町議選は定数12に現職、元職、新顔合わせて13人以上が立候補する見込みだ。

 立候補は24日午前8時半~午後5時に、みなべ町芝の町役場3階大会議室で受け付ける。投開票は29日。

 9月1日現在の選挙人名簿登録者数は9920(男4688、女5232)人。