「五輪で笛」目標にA級審判取得 7人制ラグビーで白浜の小出さん
白浜第一小学校(和歌山県白浜町)教諭の小出兼司さん(33)が、日本ラグビーフットボール協会公認の審判資格「セブンズA級レフェリー」を取得した。日本協会が主催する7人制ラグビーの国際大会で審判をすることができる。現在、日本では4人だけ。東京五輪で笛を吹くことが目標だ。
7人制ラグビーは東京五輪の正式種目になっており、日本協会が2017年から審判の育成を始めた。小出さんも育成チームに参加し、2年間、講習を受け、短距離走や持久力などの体力テストや、健康チェックを繰り返した。国際試合で審判の経験を積むためフィジーやイタリア、インドネシアなどでの大会にも出向き、7人制ラグビーの審判で国内最高峰の資格を取得。日本代表選手と同じ桜のエンブレムが胸に付いたジャージーを日本協会から受け取った。
日本人の審判が東京五輪で笛を吹けるかどうかはまだ分からないという。小出さんは「桜を付けてピッチに立つことは憧れだった。喜びが大きいのと同時に責任を感じる。最大限の努力をし、その結果、夢の舞台に立てたらうれしい」と意気込みを話す。
小出さんは田辺工業高校、国士舘大学でラグビーを経験した。大学2年の時に脊髄を痛めてプレーを続けることができなくなったが、審判の道を目指した。大学卒業後は地元に戻って教員になり、仕事の傍ら、審判の資格を段階的に取得していった。
15年、関西協会公認の「W1」の資格を取得。この年の和歌山国体でラグビー競技(7人制)の審判を務めた。全国高校ラグビー(15人制)の県大会や全国大会でも審判をしている。
7人制ラグビーは展開が速く、審判の運動量も多い。小出さんは田辺市鮎川の自宅から自転車で通勤。筋トレや走り込みもして体を鍛えている。白浜第一小のタグラグビーチームの監督も務めており「職場や家族の理解があってこそ。何らかの形でラグビーに関わり、地域に貢献したい」と話している。
7人制ラグビーは東京五輪の正式種目になっており、日本協会が2017年から審判の育成を始めた。小出さんも育成チームに参加し、2年間、講習を受け、短距離走や持久力などの体力テストや、健康チェックを繰り返した。国際試合で審判の経験を積むためフィジーやイタリア、インドネシアなどでの大会にも出向き、7人制ラグビーの審判で国内最高峰の資格を取得。日本代表選手と同じ桜のエンブレムが胸に付いたジャージーを日本協会から受け取った。
日本人の審判が東京五輪で笛を吹けるかどうかはまだ分からないという。小出さんは「桜を付けてピッチに立つことは憧れだった。喜びが大きいのと同時に責任を感じる。最大限の努力をし、その結果、夢の舞台に立てたらうれしい」と意気込みを話す。
小出さんは田辺工業高校、国士舘大学でラグビーを経験した。大学2年の時に脊髄を痛めてプレーを続けることができなくなったが、審判の道を目指した。大学卒業後は地元に戻って教員になり、仕事の傍ら、審判の資格を段階的に取得していった。
15年、関西協会公認の「W1」の資格を取得。この年の和歌山国体でラグビー競技(7人制)の審判を務めた。全国高校ラグビー(15人制)の県大会や全国大会でも審判をしている。
7人制ラグビーは展開が速く、審判の運動量も多い。小出さんは田辺市鮎川の自宅から自転車で通勤。筋トレや走り込みもして体を鍛えている。白浜第一小のタグラグビーチームの監督も務めており「職場や家族の理解があってこそ。何らかの形でラグビーに関わり、地域に貢献したい」と話している。