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2024年11月25日(月)

田二小と東陽中が金賞 9月に近畿、NHK音楽コンクール

田辺第二小学校合唱部(上)と東陽中学校合唱部のメンバー
田辺第二小学校合唱部(上)と東陽中学校合唱部のメンバー
 第91回NHK全国学校音楽コンクール(Nコン)の県コンクール(NHK和歌山放送局など主催)がこのほど、和歌山市の和歌山城ホールであり、小学校の部で田辺第二(田辺市東陽)、中学校の部で東陽(同市神子浜1丁目)が金賞に選ばれた。2校は県代表として9月7、8日に大阪市で開かれる近畿ブロックコンクールに出場する。

 小学校の部には3校が出場。田辺第二小の合唱部は3~6年44人(3年生16人は仮入部員)が活動しており、コンクールには4~6年の27人が出場した。課題曲「かわっただけだよ ヘンじゃない」と自由曲「歌声はどこにいくの」を披露し、緊張しつつも楽しく歌うことができたという。金賞に、部を引っ張る6年生6人は「うれし過ぎて実感が湧かなかった。近畿ブロックでは、自分たちが楽しんで歌っている姿を見てもらいたい」と話した。田辺第二小は、県が独自に設ける審査対象外のフェスティバル部門にも3年生10人を含む37人で出場し、奨励賞を受賞した。

 中学校の部には7校が出場。東陽中合唱部(部員12人)は課題曲「僕らはいきものだから」と自由曲「合唱」を歌った。3月ごろから2、3年生で練習を始め、4月に1年生が加入してから本格的に、歌い出しやパートごとの大事な部分を意識して練習してきた。

 部長で3年の谷城玲加さん(14)は「金賞はびっくり。後から実感が湧いてきて、すごくうれしかった。近畿に進んだからには、良い賞を持って帰りたいし、聞いてくださる方々が感動する演奏をしたい。全国出場を目指して頑張る」と意気込んだ。

 紀南の学校ではほかに、小学校の部で会津小が銀賞、田辺第一小が銅賞、高校の部で田辺高が銅賞だった。