和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年09月10日(火)

地域の方々が自然と偶然なケアが生まれる居場所(無責任なケア)を目指す子ども第三の居場所『駒川てっと』オープン

「子ども第三の居場所」プロジェクト事務局






社会福祉法人浪速松楓会(大阪府大阪市 理事長 鯉谷 雅至)は 8月6日(火)に家でも学校でもない子どもの新しい居場所である、子ども第三の居場所「駒川てっと」の開所式を開催いたしました。なお、子ども第三の居場所「駒川てっと」は、日本財団「子ども第三の居場所」事業において大阪市としては7拠点目の開所となります。

当法人は、2006年の法人設立以来、高齢者向けの介護保険事業を展開する中で地域が抱える課題に直面してきました。その中でも、少子高齢化の進行や核家族化に伴う地域のつながりの希薄化は、社会から孤立してしまう人を増やす原因であり、一人暮らしの高齢者や、安心できる居場所を失った子ども、社会の中で活躍の場が少ない障がいのある方に影響を及ぼします。

このような地域課題の解決には更なる包括的な支援を充実させることが必要と考え、これまでに培った福祉支援のノウハウを活かし、地域の方々が安心して過ごせる新しい居場所を東住吉エリアに開設いたします。

子ども第三の居場所「駒川てっと」では就労継続支援B型の作業所となる飲食店の運営と、近隣の子どもたちを受け入れる「子ども食堂」をメイン事業とし、「食」を通じて、「高齢者」、「子ども」、「障がいのある方」が交わりあい、支援員やボランティアなどの仕事や役割としてのケアではない、偶然から生まれるケア(無責任なケア)が生まれる居場所を目指します。

式典では、理事長の鯉谷が「ここは我々にとっても大きなチャレンジとなる場所。あたらしいケアのモデルをつくりたい」と挨拶をし、東住吉区長 藤原 鉄也様など日頃からご支援いただいている関係者の皆様から祝辞を賜りました。その後、日本財団公益事業部子ども支援チーム チームリーダー 金子 知史より「駒川てっとは全国で234拠点目に数えられ、全国の居場所のネットワークもできている。好事例の共有を行っていく中で、子どもたちや地域住民の方々が安心して過ごせる居場所として発展に期待したい。」と話をし、当施設とその取り組み及び「子ども第三の居場所」の意義について説明いたしました。

子ども第三の居場所「駒川てっと」 は8月7日(火)より本格的にオープンし、今後は、常勤職員4名、非常勤2名の計6名で運営し、月~土11:00~19:00に開所します。

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■施設概要施設名:子ども第三の居場所「駒川てっと」
所在地:大阪市東住吉区西今川4丁目22-11
対象者:周辺にお住まいの子ども
開所日時:令和6年8月7日
スタッフ:6名(常勤職員4名、非常勤2名)










■運営主体:社会福祉法人 浪速松楓会私たち浪速松楓会は、一人ひとりが暮らしの中で、ふと居場所が見つかるような毎日を創っていきたいと思っています。このミッションを実現するために、浪速松楓会という組織のありたい姿(ビジョン)、ひいては職員一人ひとりの日々の行動(バリュー)が大切です。ミッション、ビジョン、バリューは、浪速松楓会とご利用者・ご家族・地域・職員との、約束事です。
https://naniwa-syofukai.or.jp/







■「子ども第三の居場所」とは「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に233ヶ所設置されています。(2024年7月末時点)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place


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