仮設道路、3月末開通にめど 田辺市上秋津の斜面崩落現場
和歌山県田辺市上秋津の奇絶峡近くの土砂災害現場で続いている県道田辺龍神線の仮設道路工事について、県西牟婁振興局建設部は「来年3月末までに通行できるようにしたい」と明らかにした。現在は、右会津川の4カ所に橋台を建設中で、道幅は下流の橋は8メートル、上流の橋は6メートルになるという。
通行止めは7月28日から続いている。県道沿いの斜面が幅約50メートル、高さ約20メートルにわたって崩れ落ち、県道をふさいだ。その後、県道にたまった岩や土砂を撤去したが、崩れた斜面の上方では、広範囲にわたって地滑りが起きており、斜面が再度崩れ落ちる可能性があることから、全面通行止めが続いている。
そこで県は、対岸に仮設道路を設置することを決めた。危険場所を避け、最短で、より早く完成させることを目指したルートだという。
工事は9月上旬から開始。高尾橋付近から河原に工事用道路を付け、11月末から本体工事に入った。現在は橋台の建設工事を続けており、この後、対岸の梅畑に道路を整備し、上流と下流の2カ所に橋桁を斜めに渡す。道幅は下流側の橋が約8メートル、上流側の橋が約6メートル、対岸の道路が約7メートルで、乗用車同士だと対向できる。橋は鉄製だが、舗装コーティングし、滑りにくいようにするという。
本来の県道の復旧については、県西牟婁振興局建設部は「林野庁近畿中国森林管理局による地すべり対策がある程度進んだ状況で検討したい」としている。
こうした対応について、田辺市秋津川の山本幸生町内会長(69)は「行政がさまざまな対応をしてくれて助かっているが、通勤や通学で遠回りを強いられるなど住民の苦労は続いている。一日でも早い復旧を願っており、仮設道路の設置にめどがついたのはありがたい」と話している。
通行止めは7月28日から続いている。県道沿いの斜面が幅約50メートル、高さ約20メートルにわたって崩れ落ち、県道をふさいだ。その後、県道にたまった岩や土砂を撤去したが、崩れた斜面の上方では、広範囲にわたって地滑りが起きており、斜面が再度崩れ落ちる可能性があることから、全面通行止めが続いている。
そこで県は、対岸に仮設道路を設置することを決めた。危険場所を避け、最短で、より早く完成させることを目指したルートだという。
工事は9月上旬から開始。高尾橋付近から河原に工事用道路を付け、11月末から本体工事に入った。現在は橋台の建設工事を続けており、この後、対岸の梅畑に道路を整備し、上流と下流の2カ所に橋桁を斜めに渡す。道幅は下流側の橋が約8メートル、上流側の橋が約6メートル、対岸の道路が約7メートルで、乗用車同士だと対向できる。橋は鉄製だが、舗装コーティングし、滑りにくいようにするという。
本来の県道の復旧については、県西牟婁振興局建設部は「林野庁近畿中国森林管理局による地すべり対策がある程度進んだ状況で検討したい」としている。
こうした対応について、田辺市秋津川の山本幸生町内会長(69)は「行政がさまざまな対応をしてくれて助かっているが、通勤や通学で遠回りを強いられるなど住民の苦労は続いている。一日でも早い復旧を願っており、仮設道路の設置にめどがついたのはありがたい」と話している。