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2024年11月21日(木)

南部女子、2年連続全国へ 和歌山県中学総体剣道

和歌山県中学総体剣道女子団体の部で優勝した南部中学校。女子個人の部で優勝した田野莉加選手(前列中央)と2位の河田舞耶選手(前列左端)
和歌山県中学総体剣道女子団体の部で優勝した南部中学校。女子個人の部で優勝した田野莉加選手(前列中央)と2位の河田舞耶選手(前列左端)
 和歌山県中学校総合体育大会(県教育委員会、県中学校体育連盟主催)の剣道競技が28、29日に白浜町立総合体育館であった。女子団体の部で、みなべ町の南部中学校が優勝し、近畿大会と全国大会への出場を決めた。女子個人の部でも同校の田野莉加選手(3年)が優勝、河田舞耶選手(2年)が2位になり、近畿大会と全国大会に、清水奈波選手(3年)は3位で近畿大会に出場する。


 同校が剣道女子団体で全国総体に出場するのは2年連続で、3回目。

 女子団体の部には、県内8地方の代表15チームが出場。4ブロックに分かれて予選トーナメントを行った。南部は1回戦で貴志川(那賀地方)を5―0で、2回戦は河北(和歌山市)を5―0で倒し、決勝リーグに進出した。

 決勝リーグでは西和(和歌山市)に2―1、吉備(有田地方)に4―0で勝ち、有和(有田地方)と1―1で引き分けた。2勝1分けで有和と並んだが、勝者数と勝本数の差で優勝を決めた。

 南部女子の団体メンバーは田野莉加、宮本凉、清水奈波、曽輪美羽花(以上3年)、泰地芽愛、河田舞耶(以上2年)の6選手。

 主将の田野選手は「決勝リーグは全て接戦だったが、チームワークで勝てたと思う。全国大会では、予選を突破して決勝トーナメントに進めるよう頑張りたい」。永井志歩監督は「日頃から頑張ってきた成果が十分に発揮されたと思う。全国大会でも自分たちの力を全て出し切って、団体戦では頂点を目指して勝ち進んでほしい」と話した。

 女子個人の部は、県内8地方の代表52人が出場し、トーナメントで戦った。

 田野選手は、準決勝で清水選手との同校対決を制した。決勝では河田選手との同校対決となり、延長戦の末、田野選手が得意の引き胴で一本勝ちした。

 田野選手は「決勝は最初は押されていて延長時間も長かったけれど、最後は自分の得意な技で勝負を懸けた。全国大会では、県代表として1試合でも勝てるように頑張りたい」。河田選手は「憧れの先輩と決勝で向き合えたのがうれしかった。全国大会では、どんな相手でもしっかり自分の剣道をして、1回でも多く試合できるようにしたい」と意気込みを語った。

 近畿大会は8月9日に京都市で、全国大会(兼第54回全国中学校剣道大会)は18~20日に新潟市で開かれる。