和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月26日(木)

アプリで子育て支援 健診記録や情報発信、和歌山県みなべ町

和歌山県みなべ町が運用を始めた子育て支援アプリ
和歌山県みなべ町が運用を始めた子育て支援アプリ
子育て応援キャラクターの「梅羽舞」(左)と「梅星クイナ」
子育て応援キャラクターの「梅羽舞」(左)と「梅星クイナ」
子育て支援アプリ「ブルームby母子モ」の2次元コード
子育て支援アプリ「ブルームby母子モ」の2次元コード
 和歌山県みなべ町は今月から、妊娠・子育て期間を支援するアプリ「母子モ」のみなべ町版「BLOOM~ブルーム」の運用を始めた。スマートフォンなどで予防接種のスケジュール管理や、母子の健診のデータを記録したり、地域の子育て情報を受け取ったりできる。町は「妊娠中から子育て世代の全ての人に使ってほしい」と呼びかけている。町民の利用は無料。


 母子手帳機能と地域の子育て情報機能を一括管理できるサービス。紙の母子手帳と併用し、アプリで妊娠中から子育てまで切れ目なくサポートする。

 妊娠中の母体や胎児の体重、乳幼児の身長体重を記録でき、グラフで見ることができたり、赤ちゃんが接種可能な月齢になった時や接種予定が近づいた時にプッシュ通知が配信されるなど、予防接種のスケジュール管理が簡単になる。妊娠週数や赤ちゃんの月齢に応じた子育てアドバイスの表示や、町内の子育てイベント情報などの配信、町内の病院や公園など「子育て支援施設」を一覧や地図で検索することもできる。

 町は7月の広報紙で紹介するほか、こども園の在園児の保護者や、妊娠届の提出時、乳幼児健診時などに周知を図るという。

 子育て推進課は「アプリの名前である『ブルーム』は花が咲くという意味。その名の通り、みなべの子どもたちの未来に花が咲き誇るよう、子育てを支援していきたい」と話している。

 問い合わせは、子育て推進課(0739・33・7550)へ。

 アプリのダウンロードは2次元コードから。

■子育て応援するよ
キャラクター誕生

 みなべ町は、子育て支援アプリ「ブルーム」の運用に合わせて、子育て応援キャラクターを用意した。アプリ上に表示されているほか、今後、子育てイベントのPRなどに活用していく。

 「子育てを応援する梅の妖精」がコンセプト。女の子の名前は「梅羽舞(うめう まい)」で、男の子が「梅星クイナ(うめぼし くいな)」。