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2024年12月23日(月)

文化発表会に向け三線の練習に熱 田辺市の龍神中学

三線の練習をする6人(和歌山県田辺市龍神村安井で)
三線の練習をする6人(和歌山県田辺市龍神村安井で)
 和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校(75人)による文化発表会が15日、近くの龍神市民センターで開かれる。三線の演奏など、本番を前に生徒たちの練習に熱が入っている。

 学習の成果や学校生活を地域に紹介する機会として毎年開いており13年目。近年は地域イベント「翔龍祭」に組み込まれていたが、今年は3年ぶりに単独で開く。

 学年別の発表では3年生が、5月の修学旅行で訪れた沖縄にちなんだ発表をする。学習内容に加え、沖縄の盆踊り「エイサー」や三線の披露がある。

 演奏するのは、希望した女子6人。曲は「島人ぬ宝」「さとうきび畑」で、11月初めから昼休みなどに集まり練習している。

 同校では13年前に三線6本を購入。活用するため新行靖校長(57)自ら練習しており、今回も指導を担当。正しい音程を出せるようにチューナーもそろえた。

 西恵利奈さんは「1年生の時、3年生の演奏を見て憧れた。沖縄らしさを伝えられたら」、安達美羽さんは「音階を覚えるのが難しい。美しい音楽を表現したい」と話している。

 2年生は、広島を訪れた平和学習について、1年生は串本町や那智勝浦町での体験学習について発表。この他、作文の発表、英語による発表、3年生有志による歌とピアノとダンス、PTAと教職員による合唱、全生徒による合唱がある。

 実行委員会会長の3年生松田健太郎君は「生徒それぞれが学習の成果を披露するので、地域の皆さんに楽しんでもらいたい」と話している。

 発表会は午前8時40分から、同センター大ホールである。