【動画】「森の妖精」幻想的に 和歌山・光るキノコ「シイノトモシビタケ」
暗闇の中で淡く緑色に光るキノコ「シイノトモシビタケ」が、和歌山県紀南地方の沿岸林で幻想的な姿を見せている。今週末から観察会が始まる那智勝浦町では7日夜、関係者の下見で217本の発生を確認。「下見の段階でこれだけ多いのは初めて。森の妖精に会いに来て」と呼びかけている。
那智勝浦町では毎年この時季から「宇久井海と森の自然塾運営協議会」が、宇久井半島にある目覚山で観察会を開いている。
観察会のスタッフ長を務めている西垣内茂さん(84)=那智勝浦町宇久井=は「雨が降って気温が高くなったので多く発生した。初日からお客さんに喜んでもらえると思う。高温を嫌うキノコなので5、6月に来てほしい」と話している。
■11日から観察会
観察会は土曜のみの午後7時半からで、11日~7月6日と9月7~28日の開催を予定している。各日先着20人で、対象は小学生以上。参加費は500円(中学生以下300円)。開催日の2日前の午後5時までに電話で予約すること。懐中電灯が必要。写真撮影は不可。
問い合わせは環境省宇久井ビジターセンター内の同協議会(0735・54・2510)へ。
■シイノトモシビタケ
かさの直径が8~15ミリほどの小さなキノコ。日本固有種で八丈島(東京都)で発見されたが、1995年に和歌山県でも見つかった。スダジイを主とした海岸部の照葉樹林で朽ち木や落枝の上に発生する。県のレッドデータブックで「絶滅危惧2類」に分類されている。
那智勝浦町では毎年この時季から「宇久井海と森の自然塾運営協議会」が、宇久井半島にある目覚山で観察会を開いている。
観察会のスタッフ長を務めている西垣内茂さん(84)=那智勝浦町宇久井=は「雨が降って気温が高くなったので多く発生した。初日からお客さんに喜んでもらえると思う。高温を嫌うキノコなので5、6月に来てほしい」と話している。
■11日から観察会
観察会は土曜のみの午後7時半からで、11日~7月6日と9月7~28日の開催を予定している。各日先着20人で、対象は小学生以上。参加費は500円(中学生以下300円)。開催日の2日前の午後5時までに電話で予約すること。懐中電灯が必要。写真撮影は不可。
問い合わせは環境省宇久井ビジターセンター内の同協議会(0735・54・2510)へ。
■シイノトモシビタケ
かさの直径が8~15ミリほどの小さなキノコ。日本固有種で八丈島(東京都)で発見されたが、1995年に和歌山県でも見つかった。スダジイを主とした海岸部の照葉樹林で朽ち木や落枝の上に発生する。県のレッドデータブックで「絶滅危惧2類」に分類されている。