和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

商店街に集まれ 歩行者天国で商工フェア、和歌山・田辺で28日

会場となる商店街で田辺商工フェアをPRする横矢雄一朗実行委員長(和歌山県田辺市北新町で)
会場となる商店街で田辺商工フェアをPRする横矢雄一朗実行委員長(和歌山県田辺市北新町で)
田辺商工フェア
田辺商工フェア
 「田辺商工フェア2024」が28日、和歌山県田辺市街地の湊本通り・北新町・栄町の3商店街を歩行者天国にして開催される。商店街を会場にするのは初めて。73事業所が空き店舗や沿道にブースを構え、自慢の商品やサービスをPRする。ものづくりの体験や飲食コーナー、音楽ライブもある。午前10時~午後3時。小雨決行。


 田辺商工会議所青年部と実行委員会が主催、紀伊民報などが後援している。商店街を会場にすることで子育て世代に加え、かつてを懐かしむ中高年層もターゲットにした。商店街のレトロ感を味わいながら、地元事業所の魅力に出合ってほしいという。

 商工フェアでは製材業や建築業、葬祭業などさまざまな業種の事業所が、空き店舗のシャッターを開け、活気を吹き込む。

 商店街を歩き回ってもらうための仕掛けもある。菓子まきや、サイコロの目でさまざまな景品が当たるイベントを企画。キッチンカーや飲食屋台を集めたエリアも設ける。この日、湊本通りにある蟻通神社では1組のカップルが結婚式を挙げる予定で、実行委は「出会った人は祝福してあげて」と呼びかける。

 JR紀伊田辺駅前の弁慶像前では音楽ライブがある。関連イベントとして、駅前の田辺エンプラスもマルシェを開催する。観光客も駅前から商店街に誘客したいという。

 横矢雄一朗実行委員長は「商店街にかつてのにぎわいを呼び戻したい。幅広い世代に新しい発見があるはず。商店街を楽しみながら、お気に入りの事業所を見つけてもらえればうれしい」と話している。

 会場のマップは蟻通神社前のイベント本部で、配布する。臨時の無料駐車場は田辺第一小学校(上屋敷1丁目)に設ける。

 問い合わせは田辺商工会議所(0739・22・5064)へ。