和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月17日(火)

パンダと一緒に交通安全呼び掛け 白浜の保育園児24人

「彩浜」の前で元気に声をそろえる園児(3日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
「彩浜」の前で元気に声をそろえる園児(3日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 わかやま冬の交通安全運動(1~10日)に合わせて県警は3日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで、雌のジャイアントパンダ「彩浜(さいひん)」と地元園児による啓発活動をした。

 参加した同町の堅田保育園の年長児24人は8月、白浜署から「ちびっこ交通安全広報隊」に任命されている。県警の「交通安全和歌山夢大使」を務める彩浜と一緒に活動することで、飲酒運転や横断歩道での事故防止など、注意をより強く促す狙いがある。

 園児は彩浜の前で「飲酒運転は絶対にしないで」「横断歩道を渡ろうとしたら止まってください」などと元気に声をそろえた。

 その後、園児はアドベンチャーワールドの来場者に反射たすきを配り、交通事故への注意を促した。

 参加した森つきちゃん(6)は「お願いしたことを、みんなに守ってほしい」と話した。

■田辺でもルール学ぶ 園児や児童

 田辺署は2日、田辺市東陽の田辺第二小学校で、同校児童や近くにある立正幼稚園の園児を対象にした交通安全教室を開いた。

 同校1、2年生計98人と立正幼稚園の年長児51人が参加した。

 教室では、信号機の意味や横断歩道の渡り方など、クイズ形式で交通ルールを学ぶDVDを上映。その後、園児と1年生の児童は、練習用の歩行者用信号機と横断歩道を使い、横断歩道を渡る練習をし、2年生は署員から自転車に乗る際のルールや注意点を教わった。

 同署の大江澄享交通課長は教室終了後、「子どもにルールを守ってもらうだけではなく、ドライバーが、子どもたちを守る運転を心掛けてほしい」と話した。