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2024年12月23日(月)

神島(和歌山)の古久保・谷口組が優勝 全国高校少林寺拳法選抜大会の女子自由組演武で

全国選抜大会で入賞した神島の男女。女子自由組演武で優勝した谷口萌奈選手(前列中央左)、古久保遥菜選手(前列中央右)
全国選抜大会で入賞した神島の男女。女子自由組演武で優勝した谷口萌奈選手(前列中央左)、古久保遥菜選手(前列中央右)
 第27回全国高校少林寺拳法選抜大会(少林寺拳法連盟主催)が22~24日、香川県善通寺市の市民体育館であり、神島(和歌山県)の古久保遥菜・谷口萌奈組(ともに2年)が女子自由組演武で優勝した。神島は男子団体演武で3位に入賞し、男子自由組演武で眞砂大和・平野悠伸組(ともに2年)が3位に入賞。田辺は女子自由単独演武で坂本結彩選手(2年)が4位に入賞した。


 全国選抜大会は、各地方大会で上位の男子408人、女子420人が参加。男女に分かれて6人一組の団体演武、自由(3級以上)と規定(4級以下)の単独演武と組演武があった。

 女子自由組演武で古久保・谷口組は、決勝に進出した16組のうち最後に演武した。緊迫感のある演武で、それまで1位だった北海道富良野の組を総合点で上回り、優勝を決めた。神島がこの部門で優勝するのは初めてという。両選手とも高校から少林寺拳法を始め、鍛錬を重ねた。

 古久保選手は「たくさんの人に応援していただき、実力以上の力を出せた」、谷口選手は「イメージトレーニングのおかげでリラックスして臨めた。優勝が決まった瞬間は泣いてしまった」と、喜びを語った。

 男子団体演武で神島は、決勝に進んだ12校中、最初に演武して3位に入った。眞砂大和主将(2年)は「悔しい部分があるが自分の力を出し切り、悔いなく楽しく演武できた」と振り返った。神島男子のメンバーは他に、平野悠伸、東田侑也、玉段椋大(以上2年)、峯玉凜空、濵路太志(以上1年)の各選手。

 女子自由単独演武で4位に入った田辺の坂本選手は「目標にしていた入賞は達成できたが、3位のメダルまで0・5点差だったので悔しさの方が大きい。夏のインターハイ(全国総体)では優勝したい」と話した。女子自由単独演武では、神島の津田ひかる選手(2年)が6位に入賞した。

 この他、男子自由組演武で神島の東田・峯玉組が決勝まで進んで10位。女子自由組演武で田辺の平野沙和・片岡千佳組(2年・1年)が決勝まで進んで12位だった。