和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月13日(金)

現職小谷氏が出馬表明 今秋のみなべ町長選、和歌山

小谷芳正氏
小谷芳正氏
 和歌山県みなべ町の次期町長選挙(10月23日任期満了)に、現職の小谷芳正氏(74)が12日、5選目を目指し立候補する意思を明らかにした。同町長選への立候補表明は小谷氏が初めて。

 同日にあった町議会3月定例会一般質問で下村勤議員(無)が、これまでの取り組みや次期町長選に向けての考えを聞いたのに答えて表明した。

 小谷氏は「町長として15年余り、安心して暮らせるまちづくりに取り組んできた。今後も防災対策や1次産業の活性化など早急に進めなければならない課題はたくさんある」と答えた上で、次期選挙について「多くの皆さんからふるさとみなべ町のために頑張ってほしいという声を頂いた。熟慮を重ね、お応えするのが私の使命と考える。次の世代により良い形で引き継げるよう精いっぱい頑張りたい」と立候補への決意を語った。

 小谷氏はみなべ町筋出身で在住。南部高校卒業。1968年に南部川村職員になり、村総務課長、南部町・南部川村合併協議会事務局長、みなべ町副町長などを経て、2008年の町長選で無投票当選。その後も3回連続で無投票当選している。

 同町長選には新顔が複数人、立候補を検討しており、選挙戦となる可能性がある。選挙戦となれば、みなべ町では合併時の2004年以来2回目。