和歌山県高校ラグビー新人大会の決勝が２８日、上富田町朝来の上富田スポーツセンターであり、熊野が和歌山工業に１５―７で勝った。熊野の優勝は４年ぶり。準優勝の和歌山工業とともに２月１７日に大阪府東大阪市の花園ラグビー場などで開幕する近畿大会に出場する。近畿大会出場は２年連続。

　決勝で熊野は前半開始直後、ゴール前からキックパスで右へ展開し、先制のトライ。１３分にはフォワードの中央突破から右へつないでトライし、１０―０で前半を折り返した。

　後半は３分に突破を許し、トライとゴールキックを決められ１０―７とされたが、その後は粘り強い守備で踏みとどまった。１５分に熊野は中央から抜け出すと、右へつないで貴重な追加点となるトライを決め、逃げ切った。

　熊野の共同キャプテンを務める吉澤崚介選手（２年）と永田龍之介選手（２年）は「決勝では練習したことを出し切れなかったので修正したい」「近畿大会はチャレンジャーの立場。ディフェンスでプレッシャーを与えたい」と話した。

　熊野の瀬越正敬監督は「チーム一丸となり、最後まで粘り強く戦うことができた」と、健闘をたたえた。

　熊野の選手は次の皆さん。

　永田龍之介、吉澤崚介、曲谷琥珀、中道弘人、川根健吾、福田秀人、植本晃斗（以上２年）、前田治道、楠本大空、岡﨑旬冴、井本倖清、清水竜馬、廣畑汰南、田上和磨、能城遼、鉛口遥都、橋本健斗、沖田瑛都、福田優也、井谷元響、月本優太（以上１年）