和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

冬に小玉スイカ?! 和歌山・印南町でハウス栽培、クリスマスや歳暮に人気

寒暖差を生かして12月に生産されている小玉スイカ(11日、和歌山県印南町印南で)
寒暖差を生かして12月に生産されている小玉スイカ(11日、和歌山県印南町印南で)
 和歌山県印南町の夏の風物詩である小玉スイカが、この時季にも町内の農家で生産されており、年末の需要に向けて出荷作業が進められている。

 同町印南の農園「こだわり野菜 SHIMIZU FARM」(清水章広さん経営)では3年前から、夏場に加えて12月にも生産している。大手小売業者から声がかかったのがきっかけで、クリスマスや歳暮といった需要がある。

 品種は、肉質がしっかりしているのが特徴の「ピノ・ガール」。ビニールハウス内では暖房は使わず、日中と朝晩の寒暖差を活用。糖度はおよそ13度と夏場を上回る。

 田辺中央青果(田辺市稲成町)を通じて流通しているほか、清水さんが経営している同町印南の「cafe&plants(カフェ&プランツ)・つばめ」でも25日まで販売している。