和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月04日(水)

【PR】女将の笑顔で心も身体も癒やす湯治ワーケーション|白浜町・椿温泉旅館しらさぎ


仕事に追われていると、ついつい体のことは後回しになってしまう。気づいた時には遅い、なんてことにならないように、定期的に体のメンテナンスをしたいものだ。

今回紹介するのは、湯治ワーケーションを提唱する「椿温泉旅館 しらさぎ」。観光地・白浜の中でも少し奥まった場所にある静かな湯治湯だ。

日本の伝統的な療養方法である湯治とワーケーション


湯治は、温泉に漬かることで病気を治療したり健康の回復を図る。長い歴史があるが、失われつつある文化でもある。働き方や休暇のスタイルなどが変化してきたことも要因のひとつだろう。

湯治は長い期間を過ごすイメージがあり、調べてみると1〜3週間ほどが一般的だそうだ。何かとあわただしい現代、そのような時間をつくるのはなかなか難しい。

そんな時代の移り変わりを受けて「椿温泉旅館しらさぎ」は、湯治と仕事を組み合わせた「湯治ワーケーション」を提唱している。長期の休暇を取ることが難しい人にも湯治を体験してもらえるよう配慮したプランだ。

湯治のメインは温泉に漬かること。椿温泉は身体を温めることで痛みを和らげる効果や冷え性の改善、さらに美肌効果も期待できるそうだ。また、しらさぎ温泉の源泉は単純硫黄泉、pH10以上の強アルカリ性の温泉で肌への刺激が少ないため、皮膚疾患など肌の弱い人にも人気が高い。


空いた時間は、目の前の海でじっくり釣りをするのもお薦めだ。釣りを目的に椿を訪れる人もいるという人気の釣りスポットでもある。大きな海を見ながらゆったり釣りをする。想像しただけでもぜいたくな時間だ。
またスタッフに依頼すれば、農業や藍染などの体験プランも手配してもらえる。


もちろんリモートワークの環境も整っており、仕事をするのに最適なフリースペースを備えている。
個人でデスクワークするのはもちろん、グループでミーティングするのにも快適なスペースだ。湯治というと、わびさびのイメージがあるが、明るく快適な施設は若い人にも喜ばれそうな空間だ。

地元食材を使った食事で身体の中からも健康に

長期間の湯治では自炊が可能。しらさぎでも3泊以上で共同のキッチンを利用できる。地元の食材を自分なりに楽しめるのはもちろん、アレルギーが気になる方でも安心して食事がとれる。キッチンと同じ階にキッズルームが用意されているので、子どもがいる場合には調理の間は遊ばせておくこともできる。


自炊もいいが、名物の釜飯は一度は味わいたいメニュー。温泉水を利用したみそ汁やコーヒーも体の中から温まる。この釜飯と、女将やスタッフとの会話を目当てに地元の人も訪れる。普通の宿泊施設では起こりにくい地元の人との会話や交流も、ここなら自然に始まりそうだ。

地元の安心・安全な食材にこだわって提供できるのは、先代から受け継がれてきた「人とのつながり」があるからだという。

温泉宿の番頭であった創始者(先々代)がしらさぎを創業したのは昭和29(1954)年のこと。さまざまな人と接してきた経験から口癖のように言っていたのは「人を大切にしなさい」という言葉だ。

椿という小さな集落で助け、助けられる関係を常に作り続けたことが、地元の農家や漁師から食材を提供してもらえることにつながっているそうだ。

地域と企業がつながれば、新しい発見や学びが生まれる。しらさぎには、都会の企業人が多く訪れる。毎年のように女将に会うために来る、という人も少なくない。きっと温泉と女将、釜飯に癒されているのだろう。

椿という小さな湯治場に都会の企業人が繰り返し訪れるのは珍しいことに感じられるが、その気持ちは一度訪ねてみれば分かるのだろう。そういった企業人と地元の人たちをつなぐのが「現代の湯治場」であるしらさぎの役割だという。

ワーケーションの効用は、いつもと違う環境に身を置くことで、新しい発見や学びが得られること。それは地域の人たちも同じだ。日常の生活や仕事では出会う機会のない人たちと交流することで新しい発見や学びを得ることができる場所は貴重である。


椿温泉旅館しらさぎ三代目女将の熊野幸代さんは「地域の人が、地域の魅力に気づいていないのはもったいない。椿の魅力を地域の内外を問わず発信し、地域と企業、互いの刺激になるようなコミュニティを作っていきたい」と話す。

「人を大切にしたい」という女将やスタッフの気持ちがベースになって、人とつながっていける湯治場。癒されるだけでなく、豊かな気持ちで新しい1日に向かう活力を得たい。

椿温泉旅館しらさぎ
住所     和歌山県白浜町椿1056-22
電話番号   0739-46-0321
ホームページ https://www.tsubaki-shirasagi.jp/