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2024年12月22日(日)

発射に向け「宇宙兄弟」グッズ 「ロケットの町」串本町の観光協会、和歌山

南紀串本観光協会が販売している「宇宙兄弟」とのコラボグッズ(和歌山県串本町串本で)
南紀串本観光協会が販売している「宇宙兄弟」とのコラボグッズ(和歌山県串本町串本で)
 和歌山県串本町串本の南紀串本観光協会は、人気漫画「宇宙兄弟」とコラボレーションしたグッズの販売を始めた。Tシャツやアクリルスタンド、切手セットなどを用意している。協会は「多くの人に『ロケットの町』串本を知ってもらいたい」と話している。

 宇宙兄弟は、30歳を超えてから「宇宙飛行士になりたい」という壮大な夢に挑戦する兄・南波六太(ムッタ)と、一足先に夢をかなえて月面に降り立つ弟・日々人(ヒビト)を中心に、宇宙を目指す人たちを描いた漫画家、小山宙哉さんの作品。アニメや実写映画にもなり、人気を博している。

 串本町田原の民間小型ロケット発射場「スペースポート紀伊」からの初号機発射に向け、「宇宙兄弟」は町公式サポーターに「就任」している。町は、発射されたロケットや橋杭岩、メインキャラクターと一緒に撮影できる「フォトスタンディ」や、ポスターを制作したほか、キャラクターをアルミボトル缶にデザインした「串本の水」を販売している。

 観光協会が宇宙兄弟とコラボしたグッズを本格的に販売するのは初めて。9月24日、町文化センターであった歌手でタレント、中川翔子さんによる宇宙関連のトークショーでもグッズを販売したところ、予想以上の売れ行きだったという。

 商品は、切手セット(2200円)▽スマートフォン拭きハンカチ(990円)▽ハンカチ(1980円)▽コルクコースター(880円)▽アクリルスタンド(1980円)▽Tシャツ(3190円)▽トートバッグ(2090円)。JR串本駅に隣接する観光協会で販売している。

 観光協会の宇井晋介事務局長は「ロケットの発射に向けて盛り上がりを継続させていきたい。ロケットの町を知ってもらい、グッズも手に取ってもらえれば」と話している。