和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

父パンダ「永明」おめでとう! 南紀白浜で「誕生祭」、中国に返還後の近況を映像で

9月14日に31歳の誕生日を迎える「永明」(昨年9月、和歌山県白浜町で)
9月14日に31歳の誕生日を迎える「永明」(昨年9月、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は9月14日午後3時半~4時45分、同施設内ビッグオーシャンで、今年2月に中国へ旅立った雄のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」の31回目の誕生日を祝うイベントを開く。

 イベントの名は「2023ジャイアントパンダグローバル誕生祭in和歌山 『永明』31歳誕生祭」。中国駐大阪総領事館、四川省文化観光庁、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地、中国駐大阪観光代表処との共催。

 当日は、同基地から来賓を迎え、パンダの故郷である中国四川省の様子や中国へ旅立ったパンダファミリーの近況を映像とトークで届ける。誕生祭の様子は施設公式ユーチューブでのライブ配信を予定している。

 また、誕生祭当日からしばらくの間、施設内では四川省で暮らすパンダファミリーの写真パネル展や現地の文化に触れる交流イベントを予定している。

 誕生祭は、自由席で参加無料(入園料金は必要)。パンダのふるさと四川省へ訪れる3泊4日の旅など豪華賞品が当たる抽選会もある。定員は2千人で、入場チケットなどの詳細は後日発表するという。

 天候や動物の体調などにより、内容を一部変更したり、中止したりする場合がある。

 永明は、中国・北京動物園で1992年9月14日に誕生し、94年9月6日にアドベンチャーワールドへ来た。初代母親パンダ「梅梅(めいめい)」(2008年永眠)との間に6頭、2000年にアドベンチャーワールドで生まれた「良浜(らうひん)」(雌・22歳)との間に10頭、計16頭の子どもが誕生している。人間の年齢にすると90歳を超えており、「現在の飼育下で自然交配し、繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダ」となっている。