和歌山県中学校総体の柔道競技が橋本市であり、田辺・西牟婁からは、女子５２キロ級で明洋２年の中田奏さんが準優勝、女子団体で上富田が３位に入賞した。ともに６、７日に和歌山市の和歌山ビッグウエーブで開かれる近畿大会の出場を決めた。

　女子５２キロ級は８人が参加し、中田さんは１回戦で東和（和歌山市）の選手に押さえ込みで一本勝ち、準決勝で箕島（有田市）の選手に一本背負いで技ありを奪って優勢勝ちした。決勝では、箕島の選手に寝技で一本負けし、全国大会の出場は惜しくも逃した。中田さんは「全然動けなかった。もっとスピードを上げて、近畿大会ではまずは１回戦を勝ちたい」と話した。

　１２チームが参加した女子団体で上富田は、予選リーグで河西（和歌山市）に３―０、岩出に２―１で勝ち、ブロック１位で通過した。決勝トーナメントでは、１回戦（準々決勝）で立野道場（串本町）に３―０で勝った。準決勝で西和（和歌山市）に１―２で敗れたが、近畿大会の出場を懸けた代表決定戦で、切目（印南町）に２―１で競り勝った。

　上富田女子のメンバーは、田中美月さん、岸一樹さん（以上、３年）、松本衣都希さん（２年）、山本未來さん（１年）。主将の田中さんは「みんなが自分の役割を全うできた。近畿大会ではまず１勝したい」と話した。

　女子個人戦では、上富田の田中さんが７０キロ級、岸さんが４８キロ級、山本さんが５７キロ級でそれぞれ３位に入賞した。

　この他、男子団体では富田が３位に入賞した。代表決定戦で西和に敗れ、近畿大会の出場は逃した。

　富田男子のメンバーは次の皆さん。

　堂ノ瀬琥珀、中本輝人、橋本裕太（以上、３年）、中山煌大、鈴木俊次郎、永田愛翔（以上、２年）、和田洸希（１年）