和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月26日(火)

いきなりジンベエザメに遭遇 すさみ町のダイビングスポット

和歌山県すさみ町沖でダイビング客のすぐ近くを泳ぐジンベエザメ(クラブノアすさみ提供)
和歌山県すさみ町沖でダイビング客のすぐ近くを泳ぐジンベエザメ(クラブノアすさみ提供)
 和歌山県すさみ町周参見沖で21日、スキューバダイビング客らがジンベエザメと「遭遇」した。地元のダイビングサービス店「クラブノアすさみ」では「こんな場所を泳いでいるのはめったにないこと」と珍しがった。

 同店インストラクターの中西健二さん(46)によると、ジンベエザメが現れたのは、ダイビングスポットになっている「中島」付近(水深8~10メートル)。中西さんは大阪からの客2人とともにフリソデエビを目当てに潜っていたが出合えず、帰ろうとした際の思いがけない出来事だったという。

 このジンベエザメは体長約8メートルあったといい、触れそうなほど近い距離を泳いでいた。中西さんは「すさみで潜るようになって10年になるが、初めての出来事。こんな水深の浅い場所で出合えるとは」と喜んだ。

 ジンベエザメは世界最大の魚類として知られる。熱帯域から温帯の海域に分布する。