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2024年12月22日(日)

【動画】まるで日本のウユニ塩湖? 絶景の天神崎、お薦めの日時紹介

空や人物を映し出した天神崎の潮だまり。県内外から訪れた写真愛好者が思い思いのポースで撮影を楽しんでいる(和歌山県田辺市天神崎で)
空や人物を映し出した天神崎の潮だまり。県内外から訪れた写真愛好者が思い思いのポースで撮影を楽しんでいる(和歌山県田辺市天神崎で)
 和歌山県田辺市の田辺観光協会が、潮だまりが水鏡になって上下対称の風景を映し出し「和歌山のウユニ塩湖」などとして会員制交流サイト(SNS)で話題になっている同市の天神崎について、絶景が見られる条件や日時をホームページ(HP)で紹介し始めた。

 観光協会事務局の市観光振興課によると、天神崎で撮影された写真が、南米ボリビアにあるウユニ塩湖のようだとSNSの写真共有アプリ「インスタグラム」などで話題になり、「いつ行けば見られるのか」といった問い合わせが増えていることから、観光協会のHPの中に「和歌山のウユニ塩湖!?天神崎の絶景」というコーナーを新たに設けた。

 田辺湾の北側に突き出た岬の天神崎は、環境保全のため寄付を募って土地を取得する「ナショナル・トラスト」運動の地として知られる。

 緑豊かな丘陵部と干潮時に顔を出す約21ヘクタールの平らな岩礁が広がっており、満潮から干潮へ向かう時間帯などに一部の岩礁の上にできた潮だまりが、風景を映し出す水鏡となる。

 HPでは「引き潮時で潮位が150~140センチ程度になると岩礁にたまった水がきれいに反射し、ウユニ塩湖のような景色になる」などと紹介。夕方から日没後にかけて絶景が見られる可能性がある日を、潮見表を参考に作成した「おすすめカレンダー」も掲載している。今後は23、24日、11月6、7、8、22、23日、12月8、9、10、22、23日に見られる可能性があるが、波や風などの状況よってはきれいに反射しないこともある。

 問い合わせは観光協会事務局の市観光振興課(0739・26・9929)へ。