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2024年12月22日(日)

海南市に災害救助法適用 豪雨で1200戸超が浸水被害、和歌山

和歌山県庁
和歌山県庁
 和歌山県は5日、梅雨前線や台風により1200を超える住宅が浸水した海南市に、災害救助法の適用を決定したと発表した。法適用は2日付。

 県によると、県内各地で被害が相次いだが、同市では3人がけがを負ったほか、393戸が床上浸水、851戸が床下浸水した(5日午後5時現在)。

 同市の人口規模に対する被害家屋の数が基準を満たし、法の適用を決めた。これにより、避難所の設置費用や住宅の応急修理費用は国と県が支援し、市の負担は不要になる。

 県内で同法が適用されたのは2017年に台風21号の被害を受けた新宮市以来。