和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年07月25日(木)

【動画】梅雨前線と台風2号の影響で大雨、和歌山県南部

大雨の影響で増水した富田川(2日午前10時半ごろ、和歌山県上富田町生馬で)
大雨の影響で増水した富田川(2日午前10時半ごろ、和歌山県上富田町生馬で)
 梅雨前線が対馬海峡から西日本を通って日本の東へのび、大型の台風2号が紀伊半島に接近している影響で、2日の和歌山県紀南地方は大雨に見舞われた。交通網に影響が出ている。一部の市町村では高齢者等避難の情報も出た。和歌山地方気象台は、3日明け方にかけて土砂災害や河川の増水、氾濫に警戒するように呼びかけている。


 紀南で人的被害はなかったが、みなべ町東本庄では倉庫の裏山が崩れ、周辺の住民7人が自主避難している。民家には影響がない模様。

 学校にも影響が出ている。警報が発令されている田辺市と白浜町、すさみ町、みなべ町の全小中学校は臨時休校、田辺市内の高校は自宅待機となった。

 交通網は大きく乱れた。JR西日本は、特急「くろしお」の上り(天王寺・新大阪方面行)18本のうち10本と、下り(白浜・新宮方面行)18本のうち16本の運転を取りやめた。JR紀勢線の普通列車は紀伊田辺―新宮駅間では朝から順次運休、紀伊田辺―御坊駅間は午後から運休した。空の便も欠航が相次いだ。

 みなべ町高野の県道たかの金屋線に設置されている仮設道が通行止めになった。田辺市中万呂では、排水ポンプ運用のため、左会津川沿いにある市道が通行止めとなった。



 台風2号は2日午前9時現在、沖永良部島の東約120キロの海上にあって、1時間におよそ25キロの速さで東北東へ進んでいる。中心の気圧は980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートル。風速15メートル以上の強風域は東側560キロ、西側440キロとなっている。今後、前線は近畿地方をゆっくり南下、台風は日本の南を北東へ進む見込み。

 和歌山地方気象台によると、県南部の降り始めから2日午前11時までの積算雨量は、新宮(新宮市)が249・5ミリで最も多く、次いで色川(那智勝浦町)240・0ミリ、西川(古座川町)217・5ミリ―と続く。1時間雨量は龍神(田辺市)34・5ミリ、護摩壇山(同)と潮岬(串本町)が34ミリ、栗栖川(田辺市)と南紀白浜、色川が33・5ミリ、新宮32・5ミリ―だった。

■古座川レース中止 国際自転車競技

 「古座川国際ロードレース2023」(古座川町、136・5キロ)は2日、悪天候の影響で中止になった。

 2~4日にかけて紀南地方を舞台に国際自転車競技連合(UCI)公認の二つのレースを行う「熊野インターナショナルロードレースフェスタ2023」として初めて開催される予定だった。3日からの「第23回ツール・ド・熊野2023」については、コースの安全性を確認した上で開催する予定。初日は三重県熊野市などの104・5キロを走る「熊野山岳コース」、2日目は太地町内を周回する104・3キロの「太地半島周回コース」がある。

■マグロ市場オペラも

 那智勝浦町で3日に開催予定だった「さわかみオペラin紀州勝浦生まぐろ市場コンサート」の実行委員会は1日、台風接近に伴う影響を考慮し、中止すると発表した。5日からチケットの返金手続きをする。