和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

100冊以上借りた児童表彰 「こどもの読書週間」で串本町図書館

池田三明館長(右)から賞状を受け取る受賞者=和歌山県串本町串本で
池田三明館長(右)から賞状を受け取る受賞者=和歌山県串本町串本で
 和歌山県串本町串本にある町図書館は22日、2022年度1年間で100冊以上の本を借りた小学生10人を表彰した。本を読むきっかけにしてもらおうと「こどもの読書週間」(23日~5月12日)のころに、20年度から実施している。受賞者は20年度が5人、21年度が11人だった。


 図書館が小学生を対象に導入している、借りた本の数だけスタンプを押す「どくしょてちょう」を基に、22年4月~23年3月の貸出数を集計して表彰した。

 図書館であった表彰式では、池田三明館長(70)が、児童一人一人に「たくさん本を読んだで賞」の賞状と図書カードを手渡した。

 160冊の本を借りた佐藤未羽さん(7)=串本小2年=は「賞をもらえてうれしい。来年はもっと本を読みたい」と喜んだ。

 この表彰制度について池田館長は「子どもたちが無理やり本を読むのではなく、自分から進んで読むきっかけの一つになっていると思う」と話した。

 表彰式前には地元のボランティア団体「ぶっくらぶ串本」による絵本の読み聞かせがあった。

 佐藤さん以外の受賞者は次の皆さん。

 交田開星(串本西小4年)189冊▽須藤乃愛(串本小3年)179冊▽本領美咲(潮岬小4年)150冊▽尾﨑こうすけ(串本小2年)130冊▽関戸ななみ(潮岬小3年)123冊▽松村怜奈(潮岬小5年)118冊▽小西真梛(串本小5年)115冊▽中崎創理(橋杭小2年)112冊▽松村侑奈(潮岬小3年)102冊

■読書週間企画を開催中

 「こども読書週間」に合わせ図書館は、購入した本の付録などを抽選でプレゼントする企画をしている。

 図書館カウンター前の特集コーナー「さあ、行こう!!」に置いている本を借りるともらえる応募用紙に必要事項を記入し、応募箱に入れればよい。抽選でアニメキャラクターのバッジや恐竜のフィギュアなどがもらえる。抽選に外れた人にも記念品を贈る。締め切りは5月14日。

 問い合わせは図書館(0735・62・4653)へ。開館時間は午前9時~午後5時15分。月曜、祝日、月末は休館。