【動画】大きな爆発音と悲鳴 首相襲撃事件、聴衆逃げ惑い会場は騒然
「ボーン」という爆発音が会場に鳴り響き、悲鳴とともに逃げ惑う聴衆。15日午前、和歌山市の雑賀崎漁港で開催された岸田文雄首相を迎えての演説会は、和やかなムードが一転して騒然となった。 (桑原弘次)
爆発物が投げ込まれた事件。首相の演説を取材するため、現場で待機していた。
漁港内は地元住民ら約200人で混雑し、報道用スペースは会場の右端に設置されていた。
首相は11時20分ごろ、車で到着。漁港内を視察し、会場後方で、刺し身などの振る舞いを受けた。関係者の求めに笑顔で記念撮影に応じた後、演台近くに移動。候補者と並んで立ち、これから演説会が始まる矢先だった。
突然、銀色の筒状のような物が投げ込まれた。首相の近くで警察関係者が盾を広げているのが見えた。
女性の「きゃー」という声が響き、聴衆の方に目をやると、中央付近に人だかりができていた。筒状のような物を投げ込んだ男を周囲の男性らが取り押さえているようだった。急いで脚立を駆け下り、シャッターを切った。男の足元にはもう1本筒が転がっていた。
それから数秒後、演台付近で「ボーン」という大きな爆発音がし、白煙が高く上がった。あちらこちらから悲鳴が上がり、聴衆らは混乱しながら避難。警察関係者は「危ないです、下がってください」「まだ、そこに(爆発物が)あります」「避難してください」と叫んでいた。
まもなくして、木村隆二容疑者を乗せた警察車両がサイレンを鳴らして走り去った。この後、爆発物処理などの関係で、翌日夕方まで立ち入りが規制され、住民らは不便を強いられた。
参加者らは「すごく怖い」などと動揺していた。昨年7月に奈良市で起きた安倍晋三元首相の銃撃事件もあり、厳戒態勢が敷かれていた中での事件。まさかこのようなことが起きるとは思ってもいなかった。
1年も立たないうちに起きた、民主主義の根幹を揺るがすような許せない事件。動機などは分かっていない。事件の早期解明を期待したい。
爆発物が投げ込まれた事件。首相の演説を取材するため、現場で待機していた。
漁港内は地元住民ら約200人で混雑し、報道用スペースは会場の右端に設置されていた。
首相は11時20分ごろ、車で到着。漁港内を視察し、会場後方で、刺し身などの振る舞いを受けた。関係者の求めに笑顔で記念撮影に応じた後、演台近くに移動。候補者と並んで立ち、これから演説会が始まる矢先だった。
突然、銀色の筒状のような物が投げ込まれた。首相の近くで警察関係者が盾を広げているのが見えた。
女性の「きゃー」という声が響き、聴衆の方に目をやると、中央付近に人だかりができていた。筒状のような物を投げ込んだ男を周囲の男性らが取り押さえているようだった。急いで脚立を駆け下り、シャッターを切った。男の足元にはもう1本筒が転がっていた。
それから数秒後、演台付近で「ボーン」という大きな爆発音がし、白煙が高く上がった。あちらこちらから悲鳴が上がり、聴衆らは混乱しながら避難。警察関係者は「危ないです、下がってください」「まだ、そこに(爆発物が)あります」「避難してください」と叫んでいた。
まもなくして、木村隆二容疑者を乗せた警察車両がサイレンを鳴らして走り去った。この後、爆発物処理などの関係で、翌日夕方まで立ち入りが規制され、住民らは不便を強いられた。
参加者らは「すごく怖い」などと動揺していた。昨年7月に奈良市で起きた安倍晋三元首相の銃撃事件もあり、厳戒態勢が敷かれていた中での事件。まさかこのようなことが起きるとは思ってもいなかった。
1年も立たないうちに起きた、民主主義の根幹を揺るがすような許せない事件。動機などは分かっていない。事件の早期解明を期待したい。