和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

元職や新顔4人立つ 衆院和歌山1区補選告示

衆院和歌山1区補選 立候補者(左から届出順)
衆院和歌山1区補選 立候補者(左から届出順)
 岸田政権の中間審判の一つといわれる衆院和歌山1区の補欠選挙が11日、告示された。4選を目指す自民元職の門博文氏(57)、維新新顔の林佑美氏(41)、共産新顔の国重秀明氏(62)、政治家女子48党新顔の山本貴平氏(48)の4人が立候補。各氏が和歌山市で第一声を放った。投開票は23日。

 岸本周平知事が昨年9月、知事選出馬のため衆院議員を辞職したのに伴う補選で、全国的に注目されている。

 門氏はJR和歌山駅前で「古里のために働かせてほしい」と第一声。前回選で落選し再起をかける。二階俊博県連会長や森山裕・党選対委員長、岸本周平知事らが応援した。

 昨夏の和歌山市議補選で初当選した林氏。「女性や母としての視点を生かす」と県初の女性国会議員を目指す。第一声は和歌山市役所前で放ち、馬場伸幸党代表らが応援に駆け付けた。

 国重氏は和歌山市の和歌山城公園前で第一声。穀田恵二・党国対委員長らの応援を受けた。岸田政権を批判し「戦争、軍拡反対の声を私に結集してほしい」と訴えている。

 山本氏はNHK党公認として出馬を決めたが、3月に党名が変更となった。第一声は県民文化会館前であり、若い女性の社会進出やNHK受信料の公平負担の実現などを訴えた。

■立候補者 届け出順

 氏名(敬称略)、年齢(投開票日4月23日現在の満年齢)、党派、元新の別、当選回数。代表的な肩書(かっこ内は主な経歴)、住所、最終学歴。

 党派の略称は、自=自民党、維=日本維新の会、共=共産党、政=政治家女子48党。

門  博文〈かど ひろふみ〉 57 自元(3)

 党県第1選挙区支部長(国土交通大臣政務官、会社社長)和歌山市北休賀町、和歌山大卒

林  佑美〈はやし ゆみ〉 41 維新 

 会社役員、党和歌山1区支部長(和歌山市議)和歌山市伝法橋南ノ丁、立命館大大学院修了

国重 秀明〈くにしげ ひであき〉 62 共新 

 党県常任委員・和歌山北部地区委員長(党県議団事務局長、しんぶん赤旗記者)岩出市溝川、和歌山大卒

山本 貴平〈やま  もと   たか ひら〉 48 政新 

 党職員(会社員、アルバイト)東京都江戸川区平井、東京都立江北高卒