和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

泡状の白い卵塊、アオガエル

ビオトープの溝に産み付けられた卵塊(和歌山県田辺市天神崎で)
ビオトープの溝に産み付けられた卵塊(和歌山県田辺市天神崎で)
 水田や水たまりで、シュレーゲルアオガエルが産み付けた、白い泡状の卵塊が目立ってきた。

 和歌山県田辺市天神崎のビオトープでは「コロコロ、コココー、ケケケー」という雌を誘う雄の鳴き声が響き渡っている。すでにペアができており、あちらこちらに長さ5センチ前後の卵塊が見える。鳴き声は人が近づくと止まるため、カエルがどこにいるかは分からない。

 シュレーゲルアオガエルの雄は体長3~4センチ。雌は雄より大きく、体長4~5・5センチほどになる。

 管理する天神崎の自然を大切にする会の理事は「ビオトープに常時水がたまるようになったことと、一気に暖かくなったことで、産卵期が早まったようだ」と話している。