和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月23日(月)

【動画】七川ダム湖畔で桜見頃 古座川町、幻想的なちょうちんも

見頃を迎えている七川ダム湖畔の桜(26日、和歌山県古座川町佐田で)
見頃を迎えている七川ダム湖畔の桜(26日、和歌山県古座川町佐田で)
ちょうちんで照らされた桜(26日、和歌山県古座川町佐田で)
ちょうちんで照らされた桜(26日、和歌山県古座川町佐田で)
 桜の名所として知られている、和歌山県古座川町の七川ダム湖畔の桜並木が見頃を迎えている。ちょうちんの点灯も始まり、夜の花見も幻想的に演出。地域の活性化に取り組んでいる七川ふるさとづくり協議会は「今後の天気にもよるが、今月末ごろまでは楽しめそう」と話している。

 町地域振興課によると、七川ダム湖畔の桜は、ダムの完成(1956年3月)に伴って地域住民が約3千本のソメイヨシノを植えたのが始まり。90年には財団法人「日本さくらの会」の「さくら名所100選の地」にも選ばれている。

 ちょうちんは24日、町職員と町観光協会、地域住民の計10人ほどが協力し、国道371号沿いにある古座消防署七川分駐所付近から、ダム湖に架かる今津橋手前の広場までの間に約200個を設置。この日から点灯を始めた。点灯時間は午後6時~9時ごろ。

 桜が八分咲きほどになった25、26の両日、七川ふるさとづくり協議会では、かつて大人気だった下村静夫さん(86)=古座川町佐田=のよもぎ餅を復活させ、同町佐田に設けている地域交流拠点「夏目商店&カフェ」で販売。あいにくの雨だったが、1パック5個入り(600円)で、約200パックを完売したという。

 協議会では今季も、ダム湖畔の桜が楽しめる「夏目商店&カフェ」2階の貸し出しの予約を受け付けている他、4月1、2の両日には下村さんのよもぎ餅やおでん、同町西川の女性たちによる「西川の鍋餅」を販売する予定。

 問い合わせは七川ふるさとづくり協議会(0735・70・0686)へ。