和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月22日(金)

【動画】駅伝で地域に活気 田辺市の芳養松原、児童が港内を力走

芳養松原駅伝でスタートする女子の部(12日、和歌山県田辺市芳養松原1丁目で)
芳養松原駅伝でスタートする女子の部(12日、和歌山県田辺市芳養松原1丁目で)
前日夜には駅伝の開催を記念し、花火が打ち上げられた(11日午後7時過ぎ)
前日夜には駅伝の開催を記念し、花火が打ち上げられた(11日午後7時過ぎ)
 和歌山県田辺市芳養松原1丁目の新芳養漁港で12日、「第1回芳養松原駅伝」があり、小学生の男子7チーム、女子12チームが参加した。港内を周回する4区間5・6キロのコースで熱戦を展開。保護者や地元の住民らが声援を送るなど、コロナ禍で催しが減っていた地域が久しぶりに活気づいた。


 スポーツ振興などを目的とした市内のNPO「Next Innovation(ネクストイノベーション)」が主催し、地元の町内会や陸上関係者、タナベスポーツプラザ(田辺市宝来町)などが協力した。

 参加者は松原町内会館近くの市道を発着点に、1区間(1周)1・4キロのコースを走った。男子の部は、みなべ町の「かめ」が20分59秒で優勝。女子の部は、田辺市の「TJEガールズ」が21分22秒で優勝した。

 女子の部には、本年度で活動を終えた芳養キックベースボールクラブから3チームが参加した。深瀬柚月さん(12)=芳養小6年=は「駅伝は初めてだったけど、走り切った後の達成感があり、みんなで楽しめた。最後にいい思い出ができた」と喜んだ。


■前夜に打ち上げ花火

 駅伝を盛り上げようと、11日夜には関係者が新芳養漁港の防波堤から3分間、花火を打ち上げ、多くの住民が見物した。ものまねタレントのリトル清原さんが花火を寄贈し、当日も男女の部のスターターを務めた。

 大会を企画したネクストイノベーション事務局長の芦谷誠さん(44)は「多くの方にサポートしていただき感無量。子どもたちが走る姿を見て感動した人も多いと思う。駅伝の良さを少しでも伝えられたらと思うので、来年以降も続けていきたい」と話した。