和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月25日(月)

11種目の遊びに挑戦 子どもらがチャレンジランキング

輪ゴムを飛ばして飛距離を競う子ども(和歌山県田辺市龍神村安井で)
輪ゴムを飛ばして飛距離を競う子ども(和歌山県田辺市龍神村安井で)
目を閉じて片足立ちをする競技に挑戦する子どもたち
目を閉じて片足立ちをする競技に挑戦する子どもたち
 和歌山県の田辺市青少年育成市民会議龍神地区協議会(冨田進会長)は4日、同市龍神村安井の龍神市民センターで「チャレンジランキング子どもまつり」を開いた。龍神村内の幼児と児童計39人が、空き缶積みや片足立ち、輪ゴム飛ばしなど11種目の遊びで記録に挑戦した。

 種目は全て、身近にあるものを使い工夫することで、誰でも簡単に挑戦できる内容となっている。子どもたちが楽しめるイベントとして開いており、今年は前回の8種目から11種目に増やして実施した。

 この日は、南部高校龍神分校の野球部員8人がスタッフとして参加し、進行をサポートした。龍神分校や龍神村の小中学校の教諭らもスタッフとして手伝った。

 最初の「ジャンケンカード」では、2人でじゃんけんをして勝った人が負けた人からカードをもらうというルールで、1分間に何枚カードを集められるかを競った。

 その後、子どもたちは種目ごとに設けた会場に移動。輪ゴム飛ばしや、3メートル先に置いた洗面器を狙うお手玉投げ、指の上で枝を立たせた時間を競う小枝バランス、両目を閉じてどれだけ長く片足立ちができるかを競う種目などに、次々と挑戦した。

 1分間で何本の鉛筆を立たせられるかや、空き缶を何個積めるかを競う種目などもあった。最後に子どもたちは、架空の10円紙幣10枚を使って、駄菓子を買ったり、くじ引きをしたりした。

 参加は3回目という咲楽小学校1年の原志晴君(7)は「輪ゴム飛ばしが楽しかった。楽しいので毎年参加している。来年も参加したい」と話した。

 冨田会長(75)は「高校生や地域の皆さんも手伝いに来てくれて、大変ありがたい。簡単に挑戦できる内容の競技だが、このイベントを通して、何でもないことでも一生懸命打ち込み、楽しめる力が培えると思う。これからも続けたい」と話した。