和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

満開の花楽しみ773人疾走 田辺市でUMEロードマラソン

満開の梅の里を走り抜けるランナー(26日、和歌山県田辺市中芳養で)
満開の梅の里を走り抜けるランナー(26日、和歌山県田辺市中芳養で)
 第9回「南紀田辺UMEロードマラソン」(実行委員会主催、紀伊民報など後援)が26日、和歌山県田辺市上の山1丁目の田辺スポーツパーク陸上競技場を発着点に開かれた。参加した773人は、晴天の下、梅がほころぶ美しい景観のコースを駆け抜けた。

 部門はハーフ、10キロ、5キロの各部のほか、3人一組で各5キロを走って合計タイムを競うチームマラソンの部があった。

 コースは田辺スポーツパークを出発し、田辺西バイパスを通り、芳養町から上芳養にかけての県道や市道。各部、順次スタートを切り、沿道ではスタッフや地元住民らが声援を送っていた。

 ハーフマラソンの部に出場し、男子40~59歳の1位になった松本能さん(42)=美浜町=は「普段は御坊を中心に活動している『MCR』というチームの仲間と練習している。まさか1位だと思わなかったのでうれしい」、10キロの部で女子1位でゴールした田辺市出身の楠本凪さん(20)=京都の大学生=は「前回の出場で優勝だったので、今回もできたらいいなと思っていた。前回よりタイムは少し遅くなったけど、優勝できてうれしい」と話した。

 最高齢の沼谷美次さん(79)=串本町=は「マラソンは50歳くらいから始めた。コースは梅が咲いていてきれいだった。頑張って走って達成感を感じられるのがマラソンの楽しみ」と笑顔で話した。