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2024年12月04日(水)

【動画】白浜で最後のバレンタイン 父パンダの「永明」

バレンタインプレゼントの竹などを夢中で食べる永明(14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
バレンタインプレゼントの竹などを夢中で食べる永明(14日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 バレンタインデーの14日、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は、父親のジャイアントパンダ「永明(えいめい)」(雄・30歳)に感謝を込めて、好物のリンゴやニンジンなどで作った「スペシャルプレート」に竹で作った「ありがとう」の文字を添えてプレゼントした。

 永明は、中国との共同繁殖研究計画に基づき双子の娘「桜浜(おうひん)」「桃浜(とうひん)」(ともに雌8歳)とともに22日、中国四川省の成都ジャイアントパンダ繁育研究基地へ旅立つ。

 永明は、中国・北京動物園で1992年9月14日に誕生し、94年9月6日に来園。初代母親パンダ「梅梅(めいめい)」(雌・2008年永眠)との間に6頭、2000年にアドベンチャーワールドで生まれた「良浜(らうひん)」(雌・22歳)との間に10頭、計16頭の子どもが誕生した。

 施設によると、永明は人間の年齢にすると約90歳で「現在の飼育下で自然交配し、繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダ」という。