発達障害テーマに絵本作りたい みなべの長寿大学で講演
和歌山県みなべ町の南部公民館が主催する南部長寿大学1月講座が24日、同町芝の同公民館であり、絵本の物語を創作している同町芝、会社員の玉置永吉さん(42)が「今、絵本で伝えたいこと」として発達障害をテーマに講演した。
玉置さんは御坊市出身で、20年近く前にみなべ町に移住し、田辺市の電気工事会社に勤めている。30歳を過ぎ、絵本の物語を書くようになり、2017年に知人と共作の絵本「なんにでもレナール!」でデビュー。21年春にはイラストレーターと共作の絵本「あなたのすてきなところはね」が、大手出版会社「KADOKAWA」から出版された。この日は発達障害について語り、40人が聴いた。
発達障害をテーマに絵本を書きたいと思ったきっかけは、息子が園児の頃に発達障害を疑われたこと。「小学生になってそれほどでもなくなってきたが、ずっとフルパワーで動いている子どもだった。そんな性格と決めつけるのではなく、本当はじっとしていたいのに体が勝手に動いてしまうのなら、考えなければいけないと思った」と語った。
発達障害については「病気だと思われるが、そうではなく、生まれつき脳の一部に発達の偏りがあることで起こり、忘れ物が多い▽落ち着きがない▽読むのや書くのが苦手▽コミュニケーションがうまく取れない―といったものがある」と説明。それは成長していく過程で濃淡があり、だんだんと良くなることもあると述べた。
絵本では「あたりまえじゃないこともある」「自分の感覚だけで決めつけてしまっているかもしれない」「言葉にできなくて悩んでいる子どもがいる」「その子にとってはずっとある感覚で、違うと気付いていない」「治ると思っているけど無理なこともある」といった内容を取り上げたいといい、「誰もが住みやすい社会になるためにも、発達障害について考えてもらうきっかけになる絵本を作りたい」と語った。
玉置さんは御坊市出身で、20年近く前にみなべ町に移住し、田辺市の電気工事会社に勤めている。30歳を過ぎ、絵本の物語を書くようになり、2017年に知人と共作の絵本「なんにでもレナール!」でデビュー。21年春にはイラストレーターと共作の絵本「あなたのすてきなところはね」が、大手出版会社「KADOKAWA」から出版された。この日は発達障害について語り、40人が聴いた。
発達障害をテーマに絵本を書きたいと思ったきっかけは、息子が園児の頃に発達障害を疑われたこと。「小学生になってそれほどでもなくなってきたが、ずっとフルパワーで動いている子どもだった。そんな性格と決めつけるのではなく、本当はじっとしていたいのに体が勝手に動いてしまうのなら、考えなければいけないと思った」と語った。
発達障害については「病気だと思われるが、そうではなく、生まれつき脳の一部に発達の偏りがあることで起こり、忘れ物が多い▽落ち着きがない▽読むのや書くのが苦手▽コミュニケーションがうまく取れない―といったものがある」と説明。それは成長していく過程で濃淡があり、だんだんと良くなることもあると述べた。
絵本では「あたりまえじゃないこともある」「自分の感覚だけで決めつけてしまっているかもしれない」「言葉にできなくて悩んでいる子どもがいる」「その子にとってはずっとある感覚で、違うと気付いていない」「治ると思っているけど無理なこともある」といった内容を取り上げたいといい、「誰もが住みやすい社会になるためにも、発達障害について考えてもらうきっかけになる絵本を作りたい」と語った。