古道見守るお地蔵さんぬくぬく 田辺市本宮町、地元女性がわら帽子
和歌山県田辺市本宮町の熊野古道沿いにある道休禅門地蔵に12日、近くに住む榎本萬千代さん(82)=本宮町伏拝=が、わら帽子をかぶせた。地域で冬季の風物詩として親しまれている。来年3月までかぶせておく。
地蔵は水呑王子と伏拝王子の間にある。わら帽子をかぶせるようになったのは、20年ほど前に亡夫の育弘さんが「お地蔵さんが寒そうだ」とつぶやいたことがきっかけ。当初は育弘さんが作っており、榎本さんが遺志を受け継いでいる。
榎本さんは「いつも語り部の方が『今年も着せてくれたんやね』と声を掛けてくれるので、うれしい気持ちになる。個人的には新型コロナの終息と健康を祈りたい」と話していた。
わら帽子の設置とともに、赤い布で作る前掛けも新調した。
地蔵は水呑王子と伏拝王子の間にある。わら帽子をかぶせるようになったのは、20年ほど前に亡夫の育弘さんが「お地蔵さんが寒そうだ」とつぶやいたことがきっかけ。当初は育弘さんが作っており、榎本さんが遺志を受け継いでいる。
榎本さんは「いつも語り部の方が『今年も着せてくれたんやね』と声を掛けてくれるので、うれしい気持ちになる。個人的には新型コロナの終息と健康を祈りたい」と話していた。
わら帽子の設置とともに、赤い布で作る前掛けも新調した。