和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月24日(火)

「心に残る大会に」 近畿高校文化祭が開会

近畿高校総合文化祭の総合開会式で県の魅力を紹介する田辺高校2年、井川咲世さん(右から2人目)=和歌山市の県民文化会館で
近畿高校総合文化祭の総合開会式で県の魅力を紹介する田辺高校2年、井川咲世さん(右から2人目)=和歌山市の県民文化会館で
 10年ぶりの和歌山県内開催となる近畿高校総合文化祭の総合開会式が19日、和歌山市の県民文化会館で開かれた。田辺高校2年の井川咲世さんの掛け声で、参加府県の代表生徒が大会テーマ「大地に響け 人の和と文化でつむぐ青春の旋律」を宣言した。

 近畿高校総文は近畿2府4県と福井、三重、徳島、鳥取の4県の計10府県の高校生が集い、芸術文化活動の成果を発表して交流を深める祭典。

 開会式では各府県と合唱や演劇、書道など各部門の代表が舞台上に入場。生徒企画委員会副委員長で海南高校1年の薗日菜香さんが開会宣言し、委員長で同校2年の大野真由さんが手話を交えながら「大会テーマの下、仲間と協力し、紡いできた思い、旋律を和歌山の緑あふれる美しい大地に響かせ、皆さんの心に残る大会になることを願う」と歓迎の言葉を述べた。

 仁坂吉伸知事と宮﨑泉県教育長もあいさつした。

 各府県の紹介では、田辺高校の井川さんが県のマスコットキャラクター「きいちゃん」と、県特産のミカンや生マグロ、南米のウユニ塩湖のような光景が見られる田辺市の天神崎などを紹介した。

 近畿高校総文は27日までの期間中、県内各地で16部門が開かれる。