キョウジョシギがみなべに飛来 和歌山県内唯一の越冬地
渡り鳥キョウジョシギ(京女鴫、シギ科)が越冬のため、和歌山県みなべ町の沿岸に飛来している。県内唯一の越冬地で、紀伊半島でも珍しい。
日本野鳥の会県支部会員によると、今は50羽ほどが飛来しているが、餌場となる岩場や干潟が激減していることから、飛来数の減少を心配しているという。
キョウジョシギは全長約22センチで、羽を広げると60センチ近くになる。ずんぐりとした体形で、足は短くオレンジ色。ユーラシア北部のツンドラ地帯などで繁殖し、日本には春と秋に旅鳥として飛来、みなべ町など一部地域では越冬している。
和名は白、黒、栗色のだんだら模様の夏羽を京の女性が着る派手な色彩の衣装に見立てたことに由来するという。
みなべ町では漁港の消波ブロックをねぐらに使っている。首を羽の中に突っ込んで休んだり、羽繕いしたりする姿が見られる。
周辺の海岸では、くちばしを使って小石や海藻、流木などをひっくり返し、昆虫や甲殻類、ゴカイ類などを食べている。
県支部会員は「みなべ町ではかつて、200羽ほどが越冬したこともあった。近年その数が減ってきている。今後も観察を続けていきたい」と話している。
日本野鳥の会県支部会員によると、今は50羽ほどが飛来しているが、餌場となる岩場や干潟が激減していることから、飛来数の減少を心配しているという。
キョウジョシギは全長約22センチで、羽を広げると60センチ近くになる。ずんぐりとした体形で、足は短くオレンジ色。ユーラシア北部のツンドラ地帯などで繁殖し、日本には春と秋に旅鳥として飛来、みなべ町など一部地域では越冬している。
和名は白、黒、栗色のだんだら模様の夏羽を京の女性が着る派手な色彩の衣装に見立てたことに由来するという。
みなべ町では漁港の消波ブロックをねぐらに使っている。首を羽の中に突っ込んで休んだり、羽繕いしたりする姿が見られる。
周辺の海岸では、くちばしを使って小石や海藻、流木などをひっくり返し、昆虫や甲殻類、ゴカイ類などを食べている。
県支部会員は「みなべ町ではかつて、200羽ほどが越冬したこともあった。近年その数が減ってきている。今後も観察を続けていきたい」と話している。