【動画】落ちアユ狙いミサゴがダイブ 和歌山県の古座川
和歌山県古座川町月野瀬を流れる古座川の下流域で、ミサゴが産卵のために集まったアユなどを狙い、上空から川へ飛び込む狩りを繰り返している。県のレッドデータブックでは準絶滅危惧に分類。タカの仲間で唯一、魚を専門に狙うことで知られ「魚鷹(うおたか)」とも呼ばれる。
県立自然博物館(海南市)によると、ミサゴはタカ目ミサゴ科の鳥。翼が細長くて尾が長く、下面は白い羽色が目立つのが特徴で、翼を広げた大きさは見慣れたトビと同じくらいの1・6~1・7メートルほど。日本では北海道から沖縄県で繁殖し、寒冷地では冬場に暖かい地域へ移動する。
海岸や大きな川などに生息し、上空を飛んだり、高い場所に止まったりしながら魚を探す。獲物を見つけると、頭を下げて鋭いかぎ爪のある脚を前に突き出した体勢で水に突っ込んで魚を捕らえるが、いつも成功するとは限らないという。
同町月野瀬ではこの時季、対岸に少女峰を望む駐車場前の古座川で産卵のために下ってきたアユが群れており、それを狙ってウなどの生き物も集合。ミサゴも上空を飛んだり、見晴らしの良い木の上に止まったりしながら魚を狙い、勢いよく川に飛び込んで水しぶきを上げる様子が、訪れた観光客らを驚かせている。
県立自然博物館の佐々木歩学芸員(32)は「羽の様子から、おそらく若い個体とみられる。この時季には落ちアユを狙って狩りをする様子が各地で見られる。脚を前に突き出して水に飛び込む、迫力のあるミサゴの狩りをぜひ見ていただけたら」と話している。
県立自然博物館(海南市)によると、ミサゴはタカ目ミサゴ科の鳥。翼が細長くて尾が長く、下面は白い羽色が目立つのが特徴で、翼を広げた大きさは見慣れたトビと同じくらいの1・6~1・7メートルほど。日本では北海道から沖縄県で繁殖し、寒冷地では冬場に暖かい地域へ移動する。
海岸や大きな川などに生息し、上空を飛んだり、高い場所に止まったりしながら魚を探す。獲物を見つけると、頭を下げて鋭いかぎ爪のある脚を前に突き出した体勢で水に突っ込んで魚を捕らえるが、いつも成功するとは限らないという。
同町月野瀬ではこの時季、対岸に少女峰を望む駐車場前の古座川で産卵のために下ってきたアユが群れており、それを狙ってウなどの生き物も集合。ミサゴも上空を飛んだり、見晴らしの良い木の上に止まったりしながら魚を狙い、勢いよく川に飛び込んで水しぶきを上げる様子が、訪れた観光客らを驚かせている。
県立自然博物館の佐々木歩学芸員(32)は「羽の様子から、おそらく若い個体とみられる。この時季には落ちアユを狙って狩りをする様子が各地で見られる。脚を前に突き出して水に飛び込む、迫力のあるミサゴの狩りをぜひ見ていただけたら」と話している。