小栗街道の絵地図展示 田辺市の熊野本宮館
和歌山県田辺市中芳養の生駒和歌子さん(51)が描いた小栗街道の絵地図など約20点が、同市本宮町本宮の世界遺産熊野本宮館で展示されている。生駒さんは「見てくれる方々に街道の魅力が伝わるとうれしい」と期待している。11月9日まで。無料。
小栗街道は、伝説上の人物・小栗判官が通ったという物語が残る熊野本宮に向かう道。生駒さんは、物語に詳しい元中学校長の安井理夫さん(87)=白浜町堅田=らの協力を受けつつ、上富田町下鮎川から田辺市平瀬や同市本宮町大瀬などを経て本宮町本宮までを実際に歩き、絵地図にまとめた。制作期間は約4年半に及ぶ。
ペンで下描きをした後、かつて同市龍神村で生産されていた「山路紙(さんじがみ)」という和紙を乗せ、色の付いた墨も使って各地の地蔵や地区名、地名の由来などを独特のタッチで描いた。
「熊野という地に救いを求めて歩いた人たちの思いも感じられるのが、小栗街道の魅力」と生駒さんは語る。
以前に描いた熊野古道大辺路や古座街道の絵地図も併せて展示している。
◇
展示会の関連イベントとして、熊野本宮館で11月6日午後1時半~3時、小栗判官物語に関する安井さんの講演と紙芝居の披露がある。入場は無料。
小栗街道は、伝説上の人物・小栗判官が通ったという物語が残る熊野本宮に向かう道。生駒さんは、物語に詳しい元中学校長の安井理夫さん(87)=白浜町堅田=らの協力を受けつつ、上富田町下鮎川から田辺市平瀬や同市本宮町大瀬などを経て本宮町本宮までを実際に歩き、絵地図にまとめた。制作期間は約4年半に及ぶ。
ペンで下描きをした後、かつて同市龍神村で生産されていた「山路紙(さんじがみ)」という和紙を乗せ、色の付いた墨も使って各地の地蔵や地区名、地名の由来などを独特のタッチで描いた。
「熊野という地に救いを求めて歩いた人たちの思いも感じられるのが、小栗街道の魅力」と生駒さんは語る。
以前に描いた熊野古道大辺路や古座街道の絵地図も併せて展示している。
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展示会の関連イベントとして、熊野本宮館で11月6日午後1時半~3時、小栗判官物語に関する安井さんの講演と紙芝居の披露がある。入場は無料。