和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

那智の滝前でプロレス 16日、立ち見無料

世界遺産プロレスをPRするポスター
世界遺産プロレスをPRするポスター
 大阪府のランズエンドプロレスリング(崔領二代表)は16日午後2時から、和歌山県那智勝浦町那智山で、プロレスのイベント「世界遺産プロレス~熊野那智伝説」を開く。24選手が出場し、那智の滝近くにある那智山青岸渡寺・三重塔の前に設置したリングで戦う。立ち見での観戦は無料。

 プロレスラーでもある崔さんが「那智の滝」と名付けた必殺技を持つことから、2007年に那智勝浦町の観光大使に任命され、同年に那智の滝の前で世界遺産プロレスを開いた。今回は15年ぶりの開催で、那智山青岸渡寺、熊野那智大社、那智勝浦町などが後援している。

 シングルマッチやタッグマッチ、3対3の6人タッグマッチ、3人が戦う3WAYなどがあり「プロレスの醍醐味(だいごみ)を詰め込んだ内容」(崔さん)になっているという。県内からは、古座川町のジャイアン貴裕選手、和歌山市在住でニュージーランド出身のディラン・ジェイムス選手が出場する。

 午後1時半からはトークショーがあり、崔さんと、白浜町の総合格闘技団体「修斗ジムASH(アッシュ)」代表の南紀州さんが、プロレスや格闘技を通じた地域の活性化について話す。

 「世界遺産サポーターTシャツ」(4千円)を購入した人には特別席を用意する。先着100席。高齢者や障害者用の席も無料で用意するという。

 崔さんのデビュー20周年の昨年に世界遺産プロレスを開く予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために延期していた。

 崔さんは「昨年に予定していたよりも出場者が多く、内容も充実した。熊野の魅力を広く伝えたい」と話している。

 問い合わせは、メールでランズエンドの事務局(denhaag4@gmail.com)へ。