白浜町の「修斗ジムＡＳＨ（アッシュ）」に所属する有木拓未さん（２４）＝田辺市＝が、２５日に大阪市の世界館で開かれる総合格闘技の興行大会「ワードッグ・ケージファイト」（実行委員会主催）に出場し、プロデビューする。

　有木さんはキックボクシングから総合格闘技に転向して約５カ月。２０歳から始めたキックボクシングではプロ３戦で２勝１敗（２ＫＯ）。「初心に戻りたい気持ちもあって、面白そうだと思っていた総合格闘技に挑戦した」と話す。

　２５日は５分１ラウンドで大阪府のジム所属選手と対戦する。金網を周囲に張り巡らせて戦う。

　相手もキックボクシングの経験があるといい「蹴り合いにならないように、寝技を使うなど総合格闘技らしさを出したい」と意気込みを語る。

　会社員の傍ら、仕事が終わってから週に３、４回はＡＳＨのジムに通っている。「試合に出ることでジムの名前を売っていきたい」と話している。
ＡＳＨがジム移転


　修斗ジムＡＳＨは３月、上富田町から白浜町立ケ谷に移転した。練習場は１４４平方メートルあり、総合格闘技のジムの中では関西最大級という。プロ総合格闘家の南紀州（みなみ・つなくに）さんが代表を務める。キックボクシングや柔術も習える。

　問い合わせは、広報担当の井上正規さん（０９０・１０７２・３３８７）へ。