和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

みなべで4年ぶり開催へ 梅の里トレイルラン

参加者募集と大会をPRするチラシ
参加者募集と大会をPRするチラシ
梅の里トレイルラン2023コース図
梅の里トレイルラン2023コース図
 和歌山県みなべ町で来年2月19日、山道を走るトレイルランニングの大会「梅の里トレイルラン2023」(実行委員会主催)が開かれる。参加資格は18歳以上で、高校生は不可。参加費6千円。雨天決行。4年ぶりの開催となる。10月1日から申し込み受け付けを開始。締め切りは1月13日で定員(300人)になり次第締め切る。


 19年に開催して以降、新型コロナウイルスの影響で中止が続いた。来年の開催について実行委で協議し、コロナの終息が見えない中で葛藤があったが、地域を盛り上げるためにも開催しようと決めた。

 バスでの出場者の送迎が必要なショート部門をなくすなどコロナ対策を講じる。感染拡大の状況によっては内容変更や自粛の場合もある。

 各地のトレイルラン大会で優勝歴のある栗原孝浩さんが、コース設定や運営を助言する大会アドバイザーを務める。

 コースは舗装路の区間をできるだけ少なくするように設定。高城公民館をスタート・ゴールとするコースで距離は25キロ。スタートは午前8時半。スタートしてすぐ高幡山に登った後、かつて炭を馬に載せて運んだという大穂手街道の山道へ。

 その後、8キロ地点で清川球場(第1関門、11時半)を通過し、炭窯跡や水畝神社、18キロ地点のこもり岩(第2関門、午後2時)などがある歴史を感じる三里ケ峰を抜ける。終盤はロープを使って崖を降り、雄大な景色の尾根道が楽しめる道も進む。

 男女3位まで表彰。参加賞はTシャツなど。

 実行委の辻本裕一会長は「地域に明るい話題をつくりたいという思いから大会を開くことにした。参加者の皆さんには 世界農業遺産に認定されたみなべ町の自然や文化を体感し、また、さまざまな機能性がある特産の梅干しを知って、食べてもらえるようにPRしたい」と話している。

 申し込みは、スポーツエントリーのウェブサイト(https://www.sportsentry.ne.jp/event/t/88972)から。スポーツエントリーの問い合わせ窓口(0570・039・846)は平日午前10時~午後5時半。

 問い合わせは、みなべ町教育委員会教育学習課(0739・74・3134)へ。