タコみたいだけどクラゲだよ 紀南で発生、少なめ
和歌山県紀南地方の港湾で夏のクラゲとして知られるタコクラゲが発生している。田辺市でも江川漁港などで、数十匹のタコクラゲが岸壁付近に集まっているのが見られる。すさみ町のエビとカニの水族館は「ここ数年は少ない状態が続いている」と話している。
平井厚志館長によると、紀南地方では8月から9月にかけて発生。大きなものは全長20センチ、直径15センチほどになる。すさみ漁港で多く発生した年には、生物交換をしている全国の水族館にタコクラゲを送っているというが、ここ数年は送れていない。多い年は数万匹が発生し、海面にタコクラゲを敷き詰めたような状態になるという。
平井館長は「ポリプが定着する6、7月に雨が多いと発生が少なくなるようだ」と分析している。
【タコクラゲ】かさは半球形をしており、タコの足のような8本の口腕(こうわん)を伸ばして泳ぐ。自分でも餌を捕るが、体内に褐虫藻を共生させており、光合成でできた栄養をもらう。
平井厚志館長によると、紀南地方では8月から9月にかけて発生。大きなものは全長20センチ、直径15センチほどになる。すさみ漁港で多く発生した年には、生物交換をしている全国の水族館にタコクラゲを送っているというが、ここ数年は送れていない。多い年は数万匹が発生し、海面にタコクラゲを敷き詰めたような状態になるという。
平井館長は「ポリプが定着する6、7月に雨が多いと発生が少なくなるようだ」と分析している。
【タコクラゲ】かさは半球形をしており、タコの足のような8本の口腕(こうわん)を伸ばして泳ぐ。自分でも餌を捕るが、体内に褐虫藻を共生させており、光合成でできた栄養をもらう。