和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月16日(土)

特産品の梅PR 田辺の海水浴場で天日干し

海水浴場で自由に食べられる梅の天日干しコーナー(30日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)
海水浴場で自由に食べられる梅の天日干しコーナー(30日、和歌山県田辺市扇ケ浜で)
 田辺観光協会は30日、和歌山県田辺市の扇ケ浜海水浴場で、塩漬けした梅を天日干しした。梅は無料で食べることができ、海水浴客らが口にした。

 2019年に行ったイベント。昨年、一昨年は海開きもなく3年ぶりに実施した。

 海の家の近くに、ざるを置いて、南高梅を並べた。食べた人は「酸っぱいけど、おいしい」などといい、口をすぼめていた。

 世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」や、梅ポリフェノールが新型コロナウイルスに阻害効果があるとする研究成果などもパネルでPRした。

 観光協会関係者は「多くの海水浴客に梅干しを食べて世界農業遺産のことを知ってもらい、熱中症予防にも役立ててもらえれば」と話した。

 梅は計千個用意。31日と8月6、7日の午前10時~午後6時も実施する予定だが、なくなり次第終了する。