和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月22日(日)

6日未明にも和歌山最接近か 台風4号、上陸の恐れも

台風4号の進路予想図(4日午前9時現在、気象庁提供)
台風4号の進路予想図(4日午前9時現在、気象庁提供)
 台風4号は4日午前、東シナ海にあって1時間におよそ15キロの速さで北上している。和歌山地方気象台によると、次第に進路を東寄りに変え、予報円の中心を通った場合、6日未明~朝に和歌山県内に最接近するとみている。上陸の恐れもある。

 台風4号は4日午前9時現在、中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では、風速15メートル以上の強い風が吹いている。5日は九州にかなり接近し上陸する恐れがある。その後6日にかけて西日本の太平洋側を東へ進み、温帯低気圧に変わる見込み。

 台風の接近に伴って、和歌山県に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となるという。台風の動きによっては、5日から6日にかけて、警報級の大雨となる可能性もある。