10月半ばの開通目標 斜面崩壊した奇絶峡付近の新ルート
和歌山県は、田辺市上秋津の奇絶峡付近にある県道田辺龍神線で、新たなルートとなる2車線道路(約400メートル)の整備工事を進めている。この県道は市街地と同市龍神村を結ぶ主要道路だが、3年前に大規模な斜面崩壊があり、仮設道路での通行が続いている。県西牟婁振興局建設部によると、新ルートは10月半ばの開通を目標にしているという。
新ルートは、昨年9月に事業化。測量や設計を経て、今年1月中旬までに用地交渉がまとまった。3月に着工し、工事を進めている。概算事業費は約3億6千万円。
この一帯の斜面は以前から崩壊を繰り返していたため、林野庁が2017年度から対策工事を続けている。
そんな中、19年7月に大規模な斜面崩壊が発生し、県道が通行できなくなった。県は20年3月、川の対岸に迂回(うかい)する仮設道路(約260メートル)を設置。現在まで一部片側通行の状態が続いている。ただ、この仮設道路も落石の恐れなどでこれまで5度にわたって通行止めになっており、地元から早期の改善を求める声が上がっていた。
西牟婁振興局建設部の担当者は「一日でも早く安心、安全な道路を整備できるよう努めたい」と話している。
林野庁の対策工事は27年度に完了する予定。
新ルートは、昨年9月に事業化。測量や設計を経て、今年1月中旬までに用地交渉がまとまった。3月に着工し、工事を進めている。概算事業費は約3億6千万円。
この一帯の斜面は以前から崩壊を繰り返していたため、林野庁が2017年度から対策工事を続けている。
そんな中、19年7月に大規模な斜面崩壊が発生し、県道が通行できなくなった。県は20年3月、川の対岸に迂回(うかい)する仮設道路(約260メートル)を設置。現在まで一部片側通行の状態が続いている。ただ、この仮設道路も落石の恐れなどでこれまで5度にわたって通行止めになっており、地元から早期の改善を求める声が上がっていた。
西牟婁振興局建設部の担当者は「一日でも早く安心、安全な道路を整備できるよう努めたい」と話している。
林野庁の対策工事は27年度に完了する予定。