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2024年11月27日(水)

【動画】お父さんパンダに感謝 和歌山県白浜町、父の日にプレゼント

リンゴをあしらったブーケを食べる永明(19日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
リンゴをあしらったブーケを食べる永明(19日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで)
 「父の日」の19日、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドで16頭の子どもを持つジャイアントパンダ「永明」(えいめい、29歳)に飼育スタッフから好物の竹などのプレゼントが贈られた。

 施設では毎年、父の日に合わせて永明にプレゼントをしている。今年はハート形に切ったリンゴのブーケを持つ、永明をモチーフにした雪だるま(高さ約50センチ)や、雪の上に竹で「いつもありがとう」と書いたメッセージを贈った。永明はブーケのリンゴや好物のタケノコをうれしそうに頬張っていた。

 永明は2014年、双子の「桜浜・桃浜(おうひん・とうひん)」が誕生したときに「飼育下で自然交配し、繁殖した世界最高齢のジャイアントパンダ」となった。その後も20年に「楓浜(ふうひん)」が誕生し、記録を自ら更新している。

 人間に例えれば90歳ほどだが、食欲も旺盛で健康状態は良好だという。体重は109キロ(15日現在)。竹を主食とするパンダは歯が摩耗するため、施設では定期的に口腔(こうくう)内をチェックしているほか、歯の負担を減らすため硬い竹には割れ目を入れている。