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2024年11月23日(土)

連合和歌山の新会長に山本氏

 連合和歌山は6日、臨時大会を開き、新しい会長に会長代行だった山本龍一氏(基幹労連)を選んだ。会長だった濵地正由氏(電力総連)は事務局長に就任した。

 任期は来年11月ごろに予定される次期定期大会まで。役員改選は、長田吉文事務局長(自治労)が4月に亡くなったことに伴う。

 山本会長は大会後、記者会見を開き、7月に見込まれる参院選和歌山選挙区について、支持する立憲民主党や国民民主党での候補予定者が立てられていないため、対応については今後検討するとした。

 12月の任期満了に伴う知事選の対応についても触れた。知事選には、岸本周平衆院議員(和歌山1区)が立候補を表明、現職の仁坂吉伸氏は5期目を目指すかどうかを明らかにしていない。

 山本会長は岸本氏について「昨年10月の衆院選では、しっかりと国会議員の任務を果たしていただきたい、と推薦した。現職知事の(進退)発表前に立候補を表明したのには、複雑な気持ちを持っている」とし、仁坂氏については前回選挙で推薦したが「任期が長いという意見も出ている」とした。その上で、知事選への対応の判断については仁坂氏の意向発表を待ちたいという考えを示した。