和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年11月15日(金)

優勝の大物は97センチ 串本で3年ぶりルアー釣り大会

シイラの部で優勝した深井大祐さん(5日、和歌山県串本町有田で)
シイラの部で優勝した深井大祐さん(5日、和歌山県串本町有田で)
漁船からルアーで大物を狙う大会の参加者(5日、和歌山県串本町沖で)
漁船からルアーで大物を狙う大会の参加者(5日、和歌山県串本町沖で)
 チャーターした漁船からのルアー釣り大会「第27回潮岬オフショアトーナメント」が5日、和歌山県串本町有田の有田漁港を拠点に開かれた。コロナ禍のため、開催は2019年以来3年ぶり。近畿2府4県と三重県、愛知県から参加した49人が串本の海で大物を狙った。


 実行委員会の主催で、南紀串本観光協会と和歌山東漁協、串本海中公園センターが後援。釣りによる町の活性化などを目的に開催しており、この日は午前5時半に参加者がチャーターした漁船9隻に乗り込んで有田漁港を出港。船からルアーを投げるなどして6時から正午まで釣りを楽しみ、港に戻って検量した。

 「シイラの部」と「他魚の部」の2部門があり、シイラの部では全長97センチ、重さ5・2キロを釣り上げた大阪市の深井大祐さん(41)が優勝。「10年前くらいから釣りのチームで毎年参加させてもらっており、久しぶりの大会ですごく楽しみにしていた。なかなかシイラがいない状況だったが、チャンスをものにできてよかった。優勝したのは初めてでうれしい」と笑顔を見せた。

 他魚の部にはヒラメやオオモンハタ、マダイなどが持ち込まれ、全長64・5センチ、重さ2・87キロのヒレナガカンパチを釣り上げた折戸忠博さん(46)=愛知県美浜町=が優勝。折戸さんは「残り1時間ほどでジギングを始めてすぐに来た。シイラの部に続き、同じ釣りチームで優勝できて最高」と話した。

 実行委員長を務めた南紀串本観光協会の宇井晋介事務局長(66)は「潮の動きが悪かったが、それなりに釣れ、皆さんに3年ぶりの大会を楽しんでいただけたのではないか。コロナ禍でさまざまなイベントができない状態が続いていたので、これを皮切りにいろいろできれば」と話していた。

 優勝以外の入賞者は次の皆さん。

 【シイラの部】(2)鈴木隆之(大阪市)(3)今橋保人(三重県)

 【他魚の部】(2)荒尾逢斗(田辺市)(3)松浦昌治(大阪市)(4)山崎誠一郎(奈良県)(5)紙谷長年(奈良県)

 【レディース賞】(1)福井典子(大阪市)(2)中のりこ(奈良県)

 【珍魚賞】(1)深井大祐(大阪市)(2)尾崎英一(大阪市)(3)紙谷長年(奈良県)、二川陽介(大阪府)