和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2022年07月02日(土)

産品販売や飲食でにぎわい 就労支援施設が毎月「まるしぇ」

エコ工房四季前の広場で開かれた「四季彩まるしぇ」(和歌山県串本町古座で)
エコ工房四季前の広場で開かれた「四季彩まるしぇ」(和歌山県串本町古座で)
 和歌山県串本町古座にある社会福祉法人「つばさ福祉会」の障害者就労支援施設「エコ工房四季」などが、地域の事業者らに協力してもらって飲食や野菜、雑貨などを販売する「四季彩まるしぇ」を施設前の広場を会場に始め、多くの人でにぎわっている。コロナ禍で打撃を受ける地域経済の活性化と会場設営など運営に携わる施設利用者の「工賃」につながることを目指した取り組み。11月まで毎月1~2回の土日曜に開催するという。


 「まるしぇ」は、エコ工房四季と、和歌山トヨタグループの会社で、地域貢献を目的としたイベント開催などに取り組んでいる「天然」(和歌山市)の主催。エコ工房四季の利用者が農福連携事業で栽培した作物がきっかけで同社とつながり、エコ工房四季が「コロナ禍で地域に元気がないので、地域を盛り上げるイベントがしたい」と考えていたところ、キッチンカーも運営している同社が賛同。協力してイベントを開催することになった。

 参加する事業者から出店料をもらって開いており、国道42号沿いに設けた会場では、エコ工房四季の利用者が設営やテーブルなどの消毒、駐車場での誘導といった仕事に従事。4月30日に初開催した際の出店者は10店ほどだったが、今月22日には約15店に増えた。会場には子どもが遊べる遊具が設置されたほか、バンド演奏もあって多くの人でにぎわった。

 串本町でジャマイカ料理の販売などに取り組んでいる「JAH MAKE YARD(ジャー メイク ヤード)」は今回初めて出店し、自家製の紀州備長炭で焼いた「ジャークチキン」という料理を販売。代表の大地拓更さん(55)は「コロナ禍でイベントが減っている中、地元でこういう場所をつくってくれるのは大変ありがたい。これからも参加したい」と話した。

 町内から友人と訪れていた女性(72)も「ハンバーガーがおいしかった。前回も来たが、今回の方がにぎやか。最近はイベントがないが、参加すると楽しいし、気持ちが晴れる」と笑顔を見せた。

 エコ工房四季の平原正雄施設長(48)は「毎回多くの方が来てくれており、大変ありがたい。地域の方に愛されるイベントにしたいと思っており、出店にもご協力いただけたら」、同社営業責任者の東照之さん(51)も「地域になくてはならないイベントとして定着させたい」と意気込んでいる。

 次回は6月11、12日の開催を計画。その後は7月23、24日、8月6、7、20、21日、9月3、4、17、18日、10月8、9日、11月5、6日で時間は午前10時~午後5時(7、8月は午後9時まで)の予定。問い合わせはエコ工房四季(0735・72・1900)へ。