和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2024年12月21日(土)

子どもも大人も洋弓楽しもう 神島高で体験教室

アーチェリーを体験する子どもら(和歌山県田辺市文里2丁目の神島高校で)
アーチェリーを体験する子どもら(和歌山県田辺市文里2丁目の神島高校で)
 和歌山県アーチェリー協会は、田辺市文里2丁目の神島高校など県内各地で体験教室を開いている。アーチェリーの楽しさを知ってもらい、競技人口の増加につなげたいという。


 県内の高校でアーチェリー部があるのは、神島、和歌山、貴志川の3校。

 神島高では、アーチェリー部顧問の那須皇嗣さん(39)を中心に部員の高校生や卒業生が指導している。

 15日に神島高で開いた教室では、小学生から大人までの9人が参加した。参加者は撃ち方などの基本動作を教わり、近い的や遠い的を目がけて矢を放った。

 田辺市新庄小学校5年の谷地陸君(10)は、昨年夏の東京五輪で個人、団体ともに銅メダルを獲得した日本男子の活躍を見て興味を持ったといい、県内での体験教室や記録会に参加している。「的のど真ん中に当たった時は気持ちいい。いろんな先生にアドバイスをもらって、今までより点数が上がったことがうれしい。全国大会で1位を取りたい」と話した。

 那須さんは「アーチェリーは誰でも気軽に楽しめる生涯スポーツ。国体やオリンピックなど上の大会も狙える。まずは楽しんでほしい」と話している。